同じシリーズの1/60のやつが思いのほか良い出来だったので出るのを楽しみにしてました。
個人的にはかなり好きですね、これ。
という訳で今回はTOYSCOMICより、
TOYSCOMIC 鍛造魂[FORGING SOUL]シリーズ AGS 36 暗殺分隊 指揮官「幽霊」 1/12スケール 合金&ABS&PA&PE&マグネット&LED製 塗装済み可動フィギュア
と
TOYSCOMIC 鍛造魂[FORGING SOUL]シリーズ AGS 37 暗殺分隊 通信兵「ハゲワシ」 1/12スケール 合金&ABS&PA&PE&マグネット&LED製 塗装済み可動フィギュア
をレビューしますよ。
恐らく中国の方のメーカーさんのやつだと思いますが、中々刺さりましたねぇ。
ただこちらのメーカー、どうもロボットものはスケールとか関係なく「鍛造魂」で一本化してるっぽいので、スケールごとにシリーズ名は変えてほしい気がしないでもない。
1.AGS 36 暗殺分隊 指揮官「幽霊」
箱正面。
クルクルクルッと。
割かし正方形の薄い箱です。
付属品が結構充実してる事もあってちょっと大きめ。
パカッと。
1つのブリスターに本体と付属品が全部入ってますよ。
唯一の冊子、使用説明書。
使用説明書、となってますが商品の説明はほぼ載ってないです。
その代わりこの機体の設定と思しきものが割とびっしりと書いてあります…中国語で。
中国語読めないんですよねぇ、私。
そんな難しい操作をするところはないので問題ないといえば問題ないんですが…これはどちらかというと設定資料集というのでは。
英語もないので何書いてあるかさっぱり分かりませんが、基本的な使用には問題ないと思います、多分。
分隊指揮官「幽霊」、本体。
クルクルクルッと。
かなり武骨なメカ感あっていいですねぇ、いいですねぇ。
色が左右で違ってるのがまた素敵。
一部の部品に金属が使われていることもあり、見た目よりかはちょっと重いですよ。
適当にアップで。
地味にカラフルです。
また胸部分には面白いギミックがありまして…
裏が磁石になってる胸部装甲を…
こんな感じで張り付ける事が出来ます。
ちょっと上下間違ってますけども。
他に頭部に発光ギミックがあったりもするんですが、私のとこに来た指揮官はこの部分にちょっと問題があったのでハゲワシの方で紹介しますよ。
可動はこんな感じ。
関節周りがシンプルなため意外なくらいに開ける上に、足の接地面積がそこそこ広いので片足立ちとかもできますよ。
肩は基部が可動する上に分割されているので、見た目の割に可動を阻害しない構造になってます。
これは良く出来てるなぁ、と思いましたねぇ。
曲げるとこんな感じ。
膝は二重関節になっており、かなり曲げられます。
腰は前の方に曲げることは出来ますが後ろにはほとんど曲がりません。
また頭部は交換ギミックがあるせいかそもそもの軸と受けが浅いので、ちょっと外れやすい感じがありましたかね。
回転させるとこんな感じ。
腰に回転軸があるため、結構回せます。
他に上腕と下腕の接続部、手首、股関節と腿の接続部、足首等が回転するようになってますよ。
可動箇所は割かし多く、動きを阻害するようなものがほぼないため結構動きます。
ただ全体的に関節が渋い感じがしましたかね。
特に手首は親指以外が動かせるんですが、折れるんじゃないかレベルで硬いので動かす時は注意した方がよいかも。
手首は非可動の平手に交換する事も可能です。
これまたちょいときつめに入ってるので、左腕だと塗装がはがれがち。
この本体だけでも結構良く出来てると思いますが…
こいつは付属品もかなり色々入ってるんですよねぇ。
これらを本体に取り付けることで、様々なバリエーション機を作成できますよ。
説明書にいくつかパターンが載ってるのでそれをもとに構成していきますと。
一番最初に載ってる多分概ねデフォルトっぽい装備例。
銃外して平手にするとパッケージ正面の構成になります。
可動持ち手を使う事で銃を持つことも可能です。
ただこれ、純粋にハンドパーツの保持力だけで持たせてる上に、どうも微妙に固定しきれない形状になっているようで、割とふらふらします。
全体的に手持ち武器の保持はちょっと心もとないですかねぇ。
杖は真ん中ら辺で持たせるとジャストフィットするんですが。
これは振り回しても落ちないと思います、多分。
ヘッドパーツ交換バージョン。
ヘッドパーツと胸パーツを交換、更に装備が一部変わってます。
中々に好みの面構え。
しかし交換用ヘッド入ってるのは凄いですよね、これ。
因みに銃はマガジンが外せますよ。
一番上に弾薬のディティールがある、という芸コマ仕様。
さらにこの分隊指揮官、とても気になる付属品が入ってまして…
それがこちら、メカ犬。
クルクルクルッと。
こいつもまた結構良く出来てるんですよねぇ、これが。
曲げるとこんな感じ。
伸ばすとこうなる。
でれーん。
前脚と後ろ脚の基部がボールジョイントになっておりまして、微妙に内側に動かせるのがいいですね。
またこの大きさながら口の開閉が可能です。
ただ部品が物凄く小さいため、ピンセットとかないと動かせませんよ。
さらに付属品の武装をマウントする事も可能。
軸は多分3mmだと思います。
付属品と侮るなかれ、結構良く出来ててビビりましたね、メカ犬。
ただこいつが入っているせいか、AGS 36の方が定価が高いらしく、500~1,000円ほど上乗せされてる事が多いですよ。
地味に全く使わない付属品とかもあったりするぞ。
基本的な軸径はどれも同じみたいですし、アレンジ機体とか作っても楽しいと思います。
ちょいと関節の保持力に癖はありますが、玩具として良く出来てるなぁ、と思いましたねぇ。
それでは続いてAGS37の方をご紹介。
2.AGS 37 暗殺分隊 通信兵「ハゲワシ」
箱正面はこんな感じ。
クルクルクルッと。
パカッと。
説明書はAGS36と共通になってますよ。
暗殺分隊 通信兵「ハゲワシ」本体。
クルクルクルッと。
塗装は大幅に違いますが、基本的な作りは暗殺分隊指揮官と一緒です。
なので可動箇所、範囲共にほぼ変わりませんよ。
頭部パーツと肩パーツが結構違ってますかね。
胴体内部部分の塗装は概ねAGS36の逆バージョンになってたり。
付属品一覧。
同じ部品も入ってますが、地味に結構違ってます。
安くなってる分、メカ犬と交換用ヘッドがないだけかとおもいきや、構成も大幅に変えてくる辺りにメーカーさんのやる気を感じましたねぇ…両方欲しくなっちゃうじゃないか。
因みにこんな感じの磁石つき地雷パーツがありますが…
これを頭に張り付けることで!
発光ギミックが動きます!
物凄くわかりづらいですが!!
中国の方のブロック玩具にも発光ギミックありましたが、流行りなのかしら。
AGS36の方もこの双眼鏡を頭につけることで発光ギミックが動くのですが…
私のはチップが剥がれちゃってて、つかなかったんですよねぇ。
いろいろいじってる際に剥がれたのかもしれませんけども。
ただまぁそんな強く発光するわけではないみたいですし、目を光らせるのは画像加工で結構簡単にできるので私的にはなくてもいいギミックかなぁ、という気がしますかね。
それでは他の付属品を使って説明書に載ってたバリエーション例を作ってみますよ。
普通の兵隊さんっぽい装備。
因みに似たような構成はAGS36の方でもできます。
やる気十分、グレネードランチャー装備。
この装備品はAGS37の方にしかついてきません。
グレネードランチャーはデカールが貼ってある等、地味に細かく出来てます。
また面白いギミックとして…
バックパックを開けて!
榴弾を差し替えたりすることも可能です!
個人的に好きですねぇ、このギミック。
ただ榴弾の軸が長い上に、砲のはめ込み部分が結構きつい事から下手すると折れそうな感触があるのでそこは注意。
スマートな装備で固めてみた例。
説明書には特に載ってないんで作った通信兵バージョン。
通信兵という名前の上にそれっぽいバックパックもついてるのに、これといって通信兵っぽい装備がなかったので勝手に組み合わせてみました。
このライフルもマガジンの交換ができますよ。
地味に良く出来てるよね、これ。
全然使わなかったやーつ。
この銃はAGS36の方にも入ってるので2つあれば二丁拳銃とかもできますよ。
AFS37は付属品が少ない分安い廉価版みたいな位置づけなのかな、と思ってましたがこれはこれで違った楽しみ方が出来ていいですねぇ。
純粋な装備品の充実度、という意味で見ればむしろこっちの方が上のようにも見えるあたり、侮れないな鍛造魂。
3.1/12で遊んでみた
毎度おなじみうちの子達と遊ばせてみますよ。
大きさ的にはこんな感じ。
大体13cm位のうちの子より頭2つ分くらいでかく、恐らく1/12スケールと思われるバンダイ製ウルトラマリーンよりは小さい、という感じの大きさです。
1/12の海外男性フィギュアと同じくらいの大きさ、という感じですかねぇ。
公称1/60の同じシリーズのAGS-23 CV-39型はこんな感じ。
1/60の方がでかすぎる気がしますがまぁこれはこれで1/12と絡ませるのもありなんだよな…真面目にブランド分けたほうが混乱なくていいと思うんですがどうですかね、メーカーさん。
この記事書くためについでに調べた所、相変わらずのお手頃価格(一番安かった時期よりかは高いが)でした。
これはこれで割とおススメですよ。
前描いたレビューはこちら。
適当に遊んでみた写真で〆。
他の1/12の戦闘要員と絡めても良い感じの大きさなのが嬉しいですねぇ。
今回は本編の枚数が凄い事になってるのでここは軽めに…気が向いたら追加するかも。
という訳でTOYSCOMICより、鍛造魂[FORGING SOUL]シリーズ AGS 36 暗殺分隊 指揮官「幽霊」とAGS 37 暗殺分隊 通信兵「ハゲワシ」のレビューでした。
少々関節の保持がきつめというところはありますが、両方とも玩具としてかなり良く出来てると思いました。
実売1万円きる位のこの値段で塗装済み完成品かつ付属品がいっぱい入っていてバリエーション機も組みやすい、という面白さが非常に刺さりましたねぇ。
発光ギミックが壊れてたのは少々残念ではありますが…まぁ発光なら画像加工で簡単にできるので特に私は気にしてないですかね。
可動箇所も範囲も申し分ない位はあるのでポージングには困りませんし…見た目もろに悪役っぽいので1/12でブンドド相手が欲しい、という人には結構おすすめです。
記事中にも書いてますが鍛造魂という名前で様々なスケールのロボを展開してる、というところはネックになるかもしれませんね。
今のところ1/12は恐らくこの2つだけなのであまり混乱はないかと思いますが…もしも今後があるならある程度スケールごとにカテゴリー分けしてくれると嬉しいなぁ、と思いましたかねぇ。
海外製品故に値段に結構ばらつきあるかと思いますが、欲しい方は購入してみても損はしないのでは、と思いますよ。
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ざっと調べた所大体8,000円弱から10,000円弱位が相場っぽいです。
両方とも特色があってただのバリエーション機という枠に収まってないのがいいですねぇ。
メカ犬が気になるならAGS36、装備品が気になるならAGS37、という感じですかねぇ。
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