本来は1/18から1/24用の背景ですが1/12スケールでも結構使えます。
組み換えの幅も広くかつ遊びやすいと中々いいですよ、これ。
という訳で今回はFRESH RETROより、
FRESH RETRO ジオラマビルディングセット SIB08 前哨基地 1/24スケール ABS製 塗装済み完成品フィギュア
と
FRESH RETRO ジオラマビルディングセット SIB10 コンテナ倉庫 1/24スケール ABS製 塗装済み完成品フィギュア
をレビューしますよ。
JOYTOYのジオラマと同じように組み換えも可能なジオラマなんですが、かなり洗練されたシステムになってるので非常に使いやすいですねぇ。
1.SIB10 ジオラマ倉庫
箱正面はこんな感じ。
前哨基地からじゃないんかい、といわれそうですが一番最初に買ったのがこれなんですよねぇ。
何故か凄い安くなってたのです。
ほぼほぼ正方形の割とでかい紙パッケージになってます。
運搬用なのか上部に取っ手がついてます。
運びやすくていいなぁ、と思いますがこれかなり重いのでこれ持って運んでると壊れそうなのが怖いです。
配慮して頂いてるのはありがたいのですけども。
パカッと。
箱正面を上に跳ね上げるタイプです。
重さから分かってましたが、かなり色々入ってますね。
付属の冊子類はこんな感じ。
ステッカー3枚に説明書がついてきますよ。
本体は4つにわかれたブリスターに入ってます。
上部には床とか壁に使うパネルが入ってまして、これをどかすと…
諸々の部品が出てきます。
一部組み立てが必要な部品もあり。
この商品ですが、部品が袋に小分けしてある上に入ってる部品のステッカーが貼られている、というかなりユーザーフレンドリーな仕様になってます。
入っている個数まで記入されているので分類しやすくていいですねぇ。
また説明書の最初にパーツ表までのっけられてると至れり尽くせり。
最近の中国製玩具は国内製玩具に見劣りしなくなってますが、ここまで使いやすいのは珍しいですわ。
基本的な作り方としては、パネルに各種ジョイントをつけて連結したり分岐させたりしていく、という感じになりますよ。
連結専用のC1ジョイント。
画面左側が1方向に分岐するC03、右側が2方向に分岐するC04ジョイントです。
これらをパネルのくぼみにぱちぱちつけていく、という感じです。
ちょっと硬いですがJOYTOYのものに比べると精度は結構良いため、前もって軸を削るですとかの調整等しなくても使えます。
またジョイントのつけ方により位置を微調整できる等、このシステム考えた人は頭いいなー、と思いましたねぇ。
更に部品を外すためのツールも1セットに1つ付属します。
こんな感じでてこの要領でパチッと外しますよ。
さらにこのツール、ジョイント受けがついてるため背景道具としても使えるという。
ただこのツール、ジョイントの位置によってはツールが入らなかったりもするので薄い金属製の定規とかも併用すると作りやすいと思います。
これをジョイントとパネルの隙間に突っ込んで外した箇所も結構ありました。
組み上げるとこんな感じになります。
クルクルっと。
中々いい感じはいい感じ…なんですが。
元々1/18~1/24スケール用のジオラマなため、ちょっと小さい。
パイプとかタイヤとかはそこまで違和感ありませんが、小物類や柵はちょっと小さい感じがどうしてもしますね。
ごん。
天井がやっぱり低いため、このままだと大抵の1/12フィギュアは頭ぶつけると思います。
見た目がかなりいい感じなのでこのまま使ってもいいかとは思いますが、やはり頭がぶつかるのは何とかしたい。
なので1/12用に組み替えてみました。
床が邪魔ならぶち抜けばいいじゃない、ということで床取っ払ってみました。
高さがちょっと変わるのと2階の支えになってる部分がなくなるため、それにあわせた修正とかもやってますけども。
パネルを縦に重ねると結構いい感じになるんですよねぇ、これ。
これになんか足したら1/12でも結構使えるジオラマになるんでないか、と思ったので追加で買ったのが…
2.SIB08 前哨基地
こちらの前哨基地でございます。
クルクルっと。
このタイプ(SB01~05はちょっと雰囲気が違う)だとバザールっていうのもあったんですが、これは小物類に重点が置かれてるので1/12用として使うなら前哨基地の方が良いかな、と思いまして。
パカッと。
基本的な構成はコンテナ倉庫と一緒です。
説明書、ステッカー、パネル、小物類という感じの構成になってます。
地味に共通する部品が少ないので、使える部品の種類が増えるのもいいな、と思ったんですよねこれ。
組み上げるとこんな感じ。
クルクルクルッと。
ストレートに遊んでみるとこんな感じ。
小物としてついてくる袋は結構いい感じですね。
開閉できる扉のパネルとかもついてくるんですが、1/12だと高さがちと足りないですね。
横幅は結構あるので全く使えない、という訳でもないかとは思いますが。
そしてコンテナ倉庫と前哨基地をレッツ・ファイナルフュージョン!
3.ニコイチして1/12用ジオラマにしてみた
SIB08とSIB10をニコイチした1/12用ジオラマG研跡地。
小さい雑魚敵とブンドドしたり…
ちょっと大きいクリーチャーから逃げたり。
天井ぶち破ってみたりと結構遊べます。
地味にスタンド一切使わずに撮影してるんですが、結構動きあるように見えませんかね?
このセット、背面として使ってる金網パーツにピコニーモの手を突っ込むと軽く固定されるので結構使いやすいんですよねぇ。
バランス的にかなりシビア(足を立ててある壁に微妙にひっかけてる)ではありますが、最期の写真のように金網つかんで空中に、という事もギリギリできます。
こういうシナジーがあるとは思いませんでしたねぇ。
転がっている小物を利用したりもできるので、ブンドド用フィールドとして思った以上に有用だぞ、こいつ。
通路が割と詰まった感じになるのもプラスに働いてるかな、と思いますけども。
超頑張れば柵で支えて撃てるぞ、ライダーキック!な写真で〆。
これが成立するような組み方した上でアングルとかでかなりごまかしてますが、それっぽく見えてると嬉しいなぁ。
という訳でFRESH RETROよりジオラマビルディングセット SIB08 前哨基地とSIB10 コンテナ倉庫のレビューでした。
本来の使い方ではありませんが1/12用背景としてもそこそこ使えると思います。
パネルとジョイントのシステムがかなり良く出来ていて組み立てやすいというのが一番でかいですけども。
中国製玩具の中ではかなりいい方だと思います、精度。
見た目や小物も結構珍しいタイプなのであると便利かなー、とも思いますねぇ。
ピコニーモユーザー的には金網パーツが結構面白いので、そういう意味でもおすすめです。
欠点としては精度がいいといっても国内のそれに比べればやはり劣るので、組み上げるのにそこそこ力がいる、という事でしょうか。
特にパイプ類は一度組み上げると外せないレベルでダボがきついのでそこは注意。
あと金網パーツですが実質的に全面肉抜きされてるに等しいので、組み上げる際にたわんだりしてちょっと怖いです。
今の所破損はしてませんが…調子に乗ってると折れ曲がりそう。
少々癖はありますがこの手の背景としては結構良く出来てるので、組みなおすこと前提に買うならありだと思いますよ。
1/12用で出してくれたら最高ですが…値段倍とかになりそうな気もするんだよなぁ。
今回紹介したもののAmazonへのリンクはこちらです。
割とお値段上がっててびっくりよ。
日本国内で買うならこちらの店舗が恐らく一番安くかつ品ぞろえが豊富です。
個人的にはこのシリーズ続いて欲しいですが…今後どうなるのかがイマイチわからんのですよねぇ、これ。
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