値段の割には良く出来てます。
かなり思い切った組み上げかたも個人的には面白い。
フォルムとかディティールとかは結構好みですが…これは変形といっていいんだろうか。
というわけで今回はフレームロボより、
超次元変形フレームロボ ガイアフレーム
超次元変形フレームロボ マーズフレーム
超次元変形フレームロボ マーキュリーフレーム
をレビューしますよ。
商品画像見たときから、「この値段でどうやったらこういう変形になるんだ?」と結構気になってたので早速購入してみました。
例によって例のごとくkonozamaだったわけだが…
作ってみるとなるほどね~と思いましたが…ユーザーの求めていたものとは違う気がしなくもない。
見た目は好きなんですけどね、見た目は。
箱
真っ赤に燃えるマーズフレームの箱はこんな感じ。
くるくるっと。
驚きの薄さです。
これだけ薄いプラモの箱ってトレーディング系位しかないんじゃないでしょーか。
ガイアフレームの箱はこんな感じで。
マーキュリーフレームの箱はこんな感じです。
因みにどれも同じ位の薄さですよ。
中身
中身はこんな感じ。
ランナー、シール、説明書が1枚入ってます。
画像はマーズフレームですが、他の機体も構成は一緒でしたよ。
見てわかるとおり、全ての部品がランナー1枚に収まってます。
初期のBB戦士ですら複数枚あったよーな気がしますが、これでロボできるってのはそれはそれで凄いな。
またこの商品、作り方も結構独特です。
ランナー(画像はガイアフレーム)から部品を切り出しまして~…
これを~…
このように折り畳んで部品を作っていきます。
ダンボール戦機とかマジンボーンとかにランナーごと折り畳んで部品作る構成のものはありましたが、まさかそれを進化させるとは。
すっげぇ昔のガンプラにもそれっぽい組み方するものがあったような気もしますが。F90とか?
流石バンダイ、予想の斜め上を行く。
で、プラモデルって曲げたりすると白化するじゃないですか。
ここら辺をどうクリアしてるのかな~といいますと…
まぁ普通に白化しますよね。
(頭の辺りとか)
凄く柔らかいプラモで出来てるんで、いきなりボキッといく事はありませんが逝ったら大問題である、何回か折り曲げたらもげるだろうな、これ。
また腕とか足はチューブでつながっておりまして、それを曲げて動かしたりするようになってます。
そんな簡単に折れたりはしないでしょうが、いずれ折れるだろうなぁ…
この方式だと部品とかをなくす可能性が下げられるとか多分金型を有効活用できるんじゃないかなとか利点はあると思いますが、このおりしろ部分が邪魔だとも思えますかね。
まともに組むときはこの部分削ると思いますし。
ただこの折って作る、というのは中々楽しいので一度体験してみるのもありなんじゃないかな、と思いました。
500円しませんしね、これ。
こんな感じでおりおりしていって完成したのが以下の3体になりますよ、と。
かかった時間は1体当たり20分位だったと思います。
完成!
多分1号機になるであろう、ガイアフレーム。
くるくるっと。
例によって例のごとくシールは貼ってないです。
恐らく2号機なんじゃないか、マーズフレームはこんな感じ。
もしかしたらの3号機?マーキュリーフレームはこんな感じ。
ロボット状態の時はフレームフォームというらしいです。
500円という値段の割には結構かっこよく出来てるな~と思いましたね。
ディティールも何気にかっこよく細かく入ってますし。
また3種類いい感じに差別化できてるんじゃないか、とも思います。
マーズとガイアは色の違いがでかい気もしますが。
大きさ比べ。
毎度おなじみ六角さん&ミニフィグと並べてみました。
羽まで含めてピコニーモと同じ位の15センチサイズといった感じでしょうか。
動かしてみた。
首、肩、腕、股関節、足、足首あたりが可動範囲になります。
腰関節とかはありませんよ。
腕は肩と腕の付け根に回転軸があったりするので、思ったよりも動く感じです。
足も左右に動けるんですが、足首関節の可動域が狭いせいか、仁王立ちとかはちょっと苦手。
ついでに股関節はめいいっぱいひろげてここら辺、という感じでした。
500円なら許せるかな~って感じですかねぇ。
標準的なニクルとかも可動範囲はこんな感じですし。
さてさて皆様、この玩具の名前覚えていらっしゃいますでしょうか。
そう、「超次元変形フレームロボ」なんですね。
この名前でこれがなかったら嘘だろう、というわけでレッツ変形!
これが!
こうなって!!
変形完了!(ナ、ナンダッテー)
「よいしょっと」
ガイアフレームのウェポンフォーム、ガイアックス。
巨大な斧、らしいです。
マーズフレームのウェポンフォーム、フレームザンバー。
巨大な剣、みたいです。
そして見事に余る上半身の図。
具体的に言うとウェポンフォームで使うのは肩・足・一部武器のみで、あとは盛大に余剰パーツになります。
歓迎しない、盛大にな…
…というかこれって変形ではなく組み換えというのでは…
うっ、頭が…
商品画像を見てフレームフォームからウェポンフォームにはどうやったらなるんだ、と思ってましたが…なるほど、必要ないパーツは外しちゃえばいいんですね!
そりゃわからないや、アハハハハ!!
と、笑い飛ばせる人ばかりじゃないんで低評価になったんでしょうねぇ。
素直に組み替えといっておけばよかったんじゃーないかと…
俺も最初はかなりびっくりした。
更にガイアフレームとマーズフレームは変形の仕方とか見た目とか違いますが、パッと見いうほど違いがわからねぇ、というのも良くなかったんじゃーないかと…
使う部位はほぼ一緒だしねぇ。
こうなると3体目であるマーキュリーも似たような変形なのかな…?と思うじゃないですか。
ところがどっこい、こいつはちょっと変わってます。
まずは下半身を分離して…
バックパックを解体!
ちなみにこれ、外れやすいつくりになってますが細いピンとかもあるので、何回かやってると折れるんじゃないか、という気がします。
斬新!(誉めているとは言ってない)
ここから一部部品を付け替えて…
完成!
ウェポンフォームその1、マーキュリーシューター(確か)
マーキュリーはこのように2丁拳銃になります。
ここから更に!
砲身合体!
マーキュリーバスターッ!
2つの銃をくっつける事で、巨大な砲台になります。
何気にプレイバリュー高めなんですよね、マーキュリー。
なのでこれから買おうという人にはマーキュリーをお勧めしますかね。
ガイアとマーズは好きな方買えばいいんじゃーないかと。
ロボットの出来がいいだけに、この実は変形というよりかは組み換えでした、というギミックにはちょっと肩透かし食らった感じがありますかねぇ。
全体的な見た目とディティールは結構かっこいいので、色塗って墨入れしてやれば見れるロボになるんじゃないかな~と思ってるんですが。
んで、こっからプラスアルファとして…
六角さんに装備させてみた。
ウェポンフォーム時には一応アサルトリリィにも装備できます。
ゆるいですが。
ピコニーモの通常持ち手でも持てたので、他の1/12サイズのフィギュアとかでも装備できるんじゃーないかと思いますよ。
ボール径を図ってみた。
念のためボール径を図ってみたところ、大体5mmでした。
なのでこの玩具、BJPMに使えます。
BJPMは細かいパーツが多いので、アクセントに使うと面白くなるかな~と思いました。
この3体だけだと接続できる箇所が少ないのと、それぞれのフォームの変形に最適化されてるっぽい仕様のため、ブロックトイ的な組み換え遊びをやるにはきつい感じですかね。
もうちょっと接続箇所があればなぁ…
そういう方面で付加価値つけても良かったんじゃ…
フレームロボとBJPMとアサルトリリィで遊んでみた!という図で〆。
上手く使えば鎧っぽいのも作れるよ、という事で。
というわけでフレームロボのレビューでした。
名が体を微妙にかすってる、みたいな感じはありますが値段の割には遊べる玩具だと思いますね。
ロボット形態であるフレームフォームは普通にかっこいいと思います。
可動範囲はそれほどでもないですが、全く動かないというわけでもないですし。
真面目に作れば化けるんじゃないか、という気がしますね。
武器形態であるウェポンフォームもフォルムはかっこいいな、と思います。
ただガイアとマーズの変形パターンが被り気味なのはちょい残念ですね。
マーキュリーはウェポンフォームでも2種類が楽しめて、変形パターンも特殊なので個人的にはお勧めです。
また折り畳んで作る、というのが結構面白いです。
ここまでガチで折り畳むのは中々珍しいので、一度作ってみるのもありなんじゃーないかと思います。
欲を言うなら3体で混ぜ込んで遊べる程度に拡張性があるとよかったんですが…500円だからなぁ。
(実売300円台)
そんな高い買い物でもないですし、これ以上安くなることもそんなない気もするので、興味があったら挑戦してみてもよいのではないかな~と思いましたよ。
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低評価なのも分からんでもないですが、個人的には結構好きよ、これ。
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