KK scale 1/12 Fiat 500F 1968 レビュー

1/12のダイキャスト製で割と手ごろな値段(2万弱くらいで購入)だったので買ってみました。

どうも来年国内でも販売されるらしいですが…定価だとどうだろう…

今となってはこのカテゴリーでこの値段ってのは安い方なのは確かなんですけどねぇ。

という訳で今回はKK-scaleより、

KK scale 1/12 Fiat 500F 1968 yellow 完成品

をレビューしますよ。

ドイツの方のメーカーのやつなので何とも、な所はありますが一応国内でも来年1月から発売される予定です。

Fiatの他にもイセッタとかクーパーの発売も控えている(こっちは4月以降)ようです。

最近はこのスケールの乗り降りできるミニカーって結構高いので、手に入れやすい値段の商品が増えるのはいいんですが…ちょっと前の持ってるともにょるところもあるのよねぇ。

ついでに撮影用にドールハウス出したんでそれも軽くご紹介。

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箱正面はこんな感じ。

クルクルクルッと。

横が極端に長いですがかなりシンプルな箱になってます。

ウィンドゥから車見れるのはいいかなー、と思う反面、薄いPPTシート?なので輸送中に事故りそうな気もするな…

余談ですが下側についてる日本語の説明文がかなり愉快な事になってました。

機械翻訳にしたってなんでこーなるんだ、と思ってましたが「ためたしナ」は「ためたけ」だと思うので画像翻訳か何かなのでは、とツイッターで助言頂きまして妙に納得。

普段はそこまで気にしてない…というか日本語あるだけでもビビりますが、一応国内発売予定がある商品なのでちょっと気になりましたね。

中身

パカッと。

こんな感じのフレームにねじ止めされてます。

ほぼほぼ箱と同じ大きさなので出す時に注意ですよ。

ネームプレート付き。

付属品としてオープン状態のルーフが付属します。

クローズド状態と差し替えになりますよ。

これ以外は説明書等の付属品は一切ありません。

フレームひっくり返すとこんな感じでネジ止めされてるのでこれを外します。

普通の大きさのプラスドライバーがあれば大丈夫です。

ネジは割と長ーい。

車体に直付けされてるので焦らず回していきましょう。

1/12 Fiat 500 F本体

フレームから取り出すとこんな感じ。

クルクルクルッと。

この丸みのあるフォルムが素敵。

お顔はこんな感じ。

この時代の車は見た目だけなら結構好きですねぇ。

ボンネットは割と長め。

因みにボンネットの開閉機構といったギミックは特にありませんよ。

サイドミラーは運転席のある左側にのみついてます。

ただのメッキなので映り込ませて撮影する、とかいう用途ではあまり期待できないですかね。

後ろ側アップ。

中央のナンバーに目が行きますが…その左右に思いっきり傷が入っている、というところが目立っちゃいますかね。

アップで撮ると分かりますが普段使いではさほど気にならない部分なので別にいいんですが、人によっては交換したくなる…かなぁ。

因みに後ろもハッチとかが開いたり、というギミックはないです。

タイヤ。

タイヤのみのパーツとかも売られてまして自分で交換する事もできます。

そういったギミックがあるせいかこの車、コロコロ走行が非常にしづらいです。

…そもそも左右連動してないんですけどね。

裏返すとこんな感じ。

エンジンとマフラーは一部シルバー塗装されてますよ。

ステアリングは左右に一応切れます…が。

車軸から直角に伸びてるバーで角度制御してるんですが、クリアランスがないためさほど動きません。

動いているようには見えますが…

この部品外せばもう少し動くようになると思います、多分。

またこの車、前後とも車軸が左右でつながっていないので4輪すべてが単独でしか動きません…ホイールにモーターでも入ってるんですかね。

一応ステアリングはハンドルと連動してはいるんですが、ハンドルから操作してタイヤを左右に動かす、とかは実質ほぼ不可能です。

無理して回すと折れそうな位細いですしね、これ。

タイヤからハンドル回すことは出来ますが。

因みに運転席はこんな感じ。

シフトバーとかサイドブレーキも一応再現されてます。

動かしたりは出来ませんよ。

左右の扉は普通に開きます。

同スケールでもメーカーによってはウィンドゥが開くギミックがあったりもしますがこれはそういうのはないですね。

またビミョーに塗装が雑といえば雑。

パーツ交換で屋根をオープンモードにできます。

割と広いです。

ただこの部分、物凄く外れやすいので遊ぶときは注意。

後部座席に入ろうとする場合、ここ以外だと実質アクセスできません。

シートが動いたり、といったギミックもないので…

ただ後部座席は非常に狭いので乗らせることは考えない方がいいと思います。

因みに同スケールのサンスターのモーリスだと普通に後部座席にも乗れます。

全体的にこのフィアット、少し前の同価格帯の1/12サイズのミニカーと比べてギミック面がかなり貧弱です。

ただ2022年12月現在ですとこのサイズのミニカーでこの位の値段のやつって新製品ほんっとーにないんですよね…

サンスターにしろプラミアムクラシックスにしろ最近1/12出してないからなぁ…

1/12を乗せることは割とできる

ギミックとか再現度的には少々今までのものと見劣りはしますが、1/12はハンドルにさえ気を付ければ割と乗せやすいです。

ピコニーモSサイズなら余裕で乗れますね。

車内で脱げると面倒なことと少しサイズがきついため靴脱がせてますが、履いたままでも一応乗れます。

助手席に乗せて二人乗りとかも余裕で可能。

見づらいですが助手席側はかなり余裕があるので、靴履かせてても余裕で乗れます。

上の屋根をオープンタイプに交換することで撮影しやすくなる、というメリットも。

開閉前。

開閉後。

1/12のミニカーって撮影する時にどーしたって暗くなること多いんですがこれはそれにも対応できる、というのは利点だと思います。

モーリスマイナーでも出来るんですがあれは完全変形故に車の形変わっちゃいますからね…こっちはさほど違いが出ないんですよね。

因みにfigmaも搭乗可。

試しに水着素体を乗せてみた所、普通に乗れました。

脚のスペース的にも割と余裕はあるんですが、膝がハンドルにもろにあたって折れそうなのが怖い。

このハンドル、触ってみれば分かるんですが非常に細く、なんか折れそうな感じがするんですよねぇ…

フィギュアを乗せる時はかなり注意した方がいいと思います、ハンドル。

こいつを動かして避けるのではなく、フィギュアをハンドルから避けるように入れたほうが安全かと思います。

サイズ的には一応figmaでもいけるんですが水着素体の腰をほぼほぼ90度まで曲げてるのでスカートとかあると無理かもしれません。

乗らせる目的ならピコニーモに合わせるのが一番妥当だと思います。

屋根が開くので設置はかなりしやすい、というのは好評価。

手持ちのプレミアムクラシックス製1/12イセッタと並べてみた。

幅はほぼ一緒、長さは荷台まで含めて同じくらい、といったところでしょうか。

KK-scaleから1/12のイセッタが出る、というのもあって並べてみましたが…

フィアットの出来を考えるとプレミアムクラシックスよりも良い商品、って事はなさそーな気が…

この値段で1/12の完成品イセッタ買える、というのは凄いんですけどねぇ。

実際に遊んでみるとこんな感じ。

大きさ的には割といい感じではないかなー、と思いますかね。

個人的にこういう丸っこい車好きだっつーのもありますが。

総じて考えると最近の情勢を鑑みればギミック面で弱いとはいえ頑張ってる値段だな、とは思いますが国内定価の2.7万払うんだったら中古でちょっと前の探した方が満足度は高くなりそーな気がするんですよね…

悪い商品…ではないとは思うんですが手放しで推せるかっつーとそうでもない、的な。

ついでに紹介、Kkカンパニーの1/10スケールドールハウスレンガ壁の建物2階建と2階建洋風ハウス

レンガ壁の建物正面。

クルクルっと。

たまには違う背景にしよう、という事で出したんですがここのって元々説明書ない上に微妙に共通規格使ってたりで元に戻すのが大変だったので記録しておこう、と思いまして。

1階と2階。

ここのやつには珍しく中も外も使えるんですよね、これ。

2階建て洋風ハウス正面。

クルクルっと。

1階と階段でつながっており、2階のドアは開閉可能。

1階はそこそこ広いためバイクおいたりもできます。

中もそこそこ広いから家具置いてフィギュア設置して遊んだりもできるよ、というのをやりたくて作った小ネタで〆。

やたら不穏な感じになってるのはただの趣味です。

うちの子らは基本的にアウトローなのよね。

という訳でKK scaleより1/12 Fiat 500F 1968のレビューとKkカンパニーのドールハウスの紹介でした。

KK scaleのフィアットは最近の1/12ミニカーの状況を考えると値段的にも頑張ってる方ですし悪くない出来…だとは思うんですがちょっと前のやつでほぼ同じ値段のサンスターとかと比べるとどうしても見劣りするんですよねぇ。

フィアットの1/12ミニカーが欲しい、というのであれば多分これ以外選択肢ないんじゃないか、とは思いますけども。

見た目はちと気になる部分はあれどそこまで悪くもないんですがギミック面で大きく負けている、というところがどうしても気になりますね。

この手のやつだとサンスターの1/12が有名かと思いますが、車種にこだわりなければ中古とかヤフオクとかでもまだなんとか手に入るので2.7万出すならそっち買った方が…と思っちゃいますかねぇ…

最近の1/12でダイキャスト製で乗り降りできるタイプのやつだと余裕で5,6万するのでそれを考えればありだとは思うんですけどねぇ。

実売価格がこなれてくれば、と思いますが…専門分野外、という事もあってちょっと読めねぇんですよね、これ。

参考までに海外版だと未開封新品2万弱、ってところが現在の相場だと思います。

イセッタは個人的に好きですし2万切る値段ならちょっと気になるので買う…かも。

ドールハウスはここのメーカーにしては珍しく正面のみとはいえ外装、内装共に使えるので結構おすすめです。

使わないときはコンパクトにばらしておけますし。

今回紹介したもののアマゾンへのリンクはこちらです。

タイヤだけ売ってるってのも凄いですね…

因みにホイールの形は3種類から選べるみたいですよ。

同メーカーが出す予定の1/12イセッタ。

フィアットの出来を見ると不安もありますが…プレミアムクラシックスのエクスポート持ってはいるけどノーマルタイプも欲しいんですよね…

背景に使ったドールハウス。

アマゾンにあるので多分大丈夫だとは思いますが、既に作ってない可能性もあるので一度問い合わせたほうがいいやも。

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海外の1/12

Posted by てつじん