3Dプリンター製1/12ローファーとブーツ作ってみた。

2022年7月23日

ソフビ靴自作できれば色々面白そうだよなー、と考えていて思いついたんでやってみました。

案外いけるっぽい。

タイトル通り家庭用3Dプリンター使って1/12スケール用…もといピコニーモ用の靴作ってみました。
ソフビブーツに比べると硬いですがある程度柔らかさもありますし、代用品としては使える気がするなぁ。

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そもそもの話

こんな感じで思いっきり曲げても割れづらいレジン、というのを見つけたんですがこれ使ってソフビ靴作れねーかなー、と思ったんですよね。

SK本舗さんというところが出してる高靭性レジンという商品です。

3Dプリンターで使うレジンは基本的に非常に硬く、割れやすいんですがこいつはかなり割れづらいレジンなんですね。

硬いとは、柔らかいとは、強度とは、とかここら辺って割と色々入り組んでるんですが細かい事は割愛。
要約してしまうと

靭性が高い→柔らかい的な意味→つまり変形させてもある程度元に戻るわけだ→ソフビの代わりに使えんじゃね?

という発想の元色々試作してみたわけですよ。

とりあえずローファーっぽいの作ってみた

アサルトリリィコーデドールに入ってたローファーと並べてみるとこんな感じ。

そもそも出来るのかこれ、という事が知りたかったのでシンプルなローファーっぽいのを作ってみました。

流石にソフビほどの柔軟性はありませんがある程度の変形は可能(限度はある)なので案外使えます。

1.層の薄さは0.7mm以下
2.二次硬化は行わない
3.プリントしたら即座に水洗いしてよく乾燥させる
4.時間経過で徐々に硬くなるが温めれば靭性はある程度回復するっぽい

とりあえずコツはこんなところですかねぇ。

露光時間とかはSK本舗さんで公開されているデフォルトデータにあわせてます。

地味に0.7mm以下という条件が厳しい気はします。
うちのプリンター最低厚さ0.5mmだしなぁ。

因みに以上の条件で作るとかなり柔らかくなるので、紙やすりで削る時に細かい粉が結構出るようになります。
加工性という点が下がるのは難点といえるかも。

また場合によっては塗膜が割れる可能性があるかも、と思いましたが今の所そういう現象は起きてないですね(アクリル塗料のファレホを使用)。

ただまぁそもそも根本的にこういう使い方する代物じゃないのであくまでも代用品という感じでしょうか。

とりあえずローファーは出来たので次の段階という事でブーツ作ってみました。

3Dプリンター製高靭性1/12ブーツ(無駄に名前がかっこいい)

せっかく作るんだし、という事でちまちまディティールも入れてみましたよ。

因みに作業時間はモデリング2,3時間、印刷1時間、塗装1時間という所でしょうか。

モデリングの時間はかかりますが一度作っちゃえば何回でも出せますし…
というかこのブーツってローファー拡張して作ってるんですがそういう使い方もできるのはいいですね。

また造型の部分は完全にプリンターに任せられるので非常に楽です。

こういう靴とかって作るの結構大変ですからねぇ。

また紐やらベルトやらバックルやら装飾品も一発でまとめて印刷できるのは楽でいいですねぇ。
塗り分けとかすると更に見栄えよくなりそうですし。

調子に乗って拡張してみた

ぱっと見上のブーツと同じですが…

ジャキンッ!

ブーツの先端から刃物出るようにしてみました。

こういうギミックあるのって燃えますよね!
実際は微妙に追加した溝にはめるようになってるのですが…厚さがギリギリなのでちょっと使いづらいかな…

つま先から出るならかかとからも出したいよね!という写真で〆。

イメージ的にはフルムーンブレイク(左右違うが)とかギルスヒールクロウとかでしょうか。

という訳で3Dプリンター製1/12の靴色々でした。
普通の靴よりもかなり簡単にできるので色々作ってみたいなー、とか思ってますねぇ。

ただちょっとレジンが高いのが難点ですかねぇ…
まぁ滅多に作らないと思うんでいいんですが。

今回使ったレジンのAmazonへのリンクはこちらです。

これ便利だと思うですよねぇ。
ちと高いといわれりゃ否定しませんけど。

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