アサルトリリィ × ルドビコ女学院 の感想。

2020年1月17日

遂に完結。
まさか4年近く続くとは思ってなかったですが、面白かったですねぇ。

決起集会、アニメの放映時期決定、1/3スケールのドール発売、渋谷マルイでイベントとここ数日で色んな情報が解禁されたアサルトリリィですがルドビコ女学院の舞台の千秋楽行ったのでだらだらっと記憶を頼りにネタバレありの感想でも書こうかなぁ、と。

総じてかなり面白かったです。
DVDの通販予約はやってるので、興味のある方はどうぞ。

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白きレジスタンスシリーズの感想

この前のシュベスターシリーズ(祈り、秘密、誓い)からそのままつながってるお話でしたが前回に比べてアサルトリリィの世界観をより深く掘り下げる感じの話だったので、ドールの方のユーザーとしても楽しめました。

概ねテンプルレギオンと来夢の秘密に迫るっていう感じのストーリーだったように思います。

テンプルレギオン周りの話とか

テンプルレギオンとそれにまつわる疑惑の発生→一部リリィが離脱、新レギオン(アイアンサイド)結成→共闘→深まるガーデンとの確執→最終的にテンプルレギオン解散

という流れも熱かったですし、体制に反抗したアイアンサイドという観点でもちゃんと触れられてたので納得感もありましたし。

また地味にドール側の設定が結構取り上げられていてそこも見ていて面白かったです。

日葵様が幸恵様にこだわってたのは御台場迎撃戦でのチームの再現ってのがあるんだろうし、テンプルレギオンにこだわってたのはイルマ転校の経緯と親友の事があるからだろうなーって思いましたし。

最終的に自分のレギオンを作る、という方向性になったのは親友との約束を果たすって意味としてもむしろそっちの方が王道じゃない、とも思えましたし。

劇中で一人のリリィとして戦う、と決めたのは過去に立場の違いから四天王が分裂しちゃった、という事があって今回はそれを回避しなければ、という判断もあったんじゃないかなぁ、と思えましたし。

ここら辺の話ってドール買ってない人マジでわかんないよねぇ、とは思いましたが知らなくても楽しめると思います。
設定の落とし込み方が上手いなぁ、と感心しながら見てました。

来夢の秘密についてとか

胎児の頃に強化人間を受けた結果、HUGE細胞を取り込んだ状態で産まれた人間であり、カリスマのレアスキルを使用する事でHUGEを操る事が出来る、という割と衝撃的な事実が開かされましたねぇ。

前半はまぁ分かりましたが後半はちょっと意外。
そこまで強力になってるとは思わなんだ。

ただ劇中でも触れられてましたが、来夢ってHUGEに攻撃されて怪我した事1回もないんですよね…
未来様は来夢を守って死んだ、との事でしたが多分覚醒が足りなかったんじゃね、と思う事にしております。

HUGEを寄せ付けるのは仲間として認識されてたから、というのも驚き。
この特性を持ってる人が確かもう1人いるんですが…

いうならば人により造られたHUGEの姫が来夢なわけですがこの設定はここで終わらせるにはあまりに惜しいなぁ、と思いました。

実験によって生まれたわけだし、同じことやって生まれた新世代のリリィ達とHUGEの共存、みたいな切り口でもお話作れるとは思いますが…闇が深すぎるぞ、アサルトリリィw

黒幕についてとか

超ネタバレなんで流石に書きませんが、本気でわかりませんでした。

真実の刃劇中の動きとか台詞とかをよく見るとそれっぽい感じはするんですけどね。
特に役職の引継ぎの所のシーンはパッと見ると完全にただのギャグなんですが裏を読もうとすれば読める、という感じのセリフ回しになってた気がします。

設定的にも危険な場所に自ら赴いていたわけで、強化実験を受ける機会はあったのかな~という気もしますが…

個人的には演者さんの様変わりっぷりが面白かったです。
抜けてる感じからマジで狂ってる人への豹変が自然に行われているように見えたので、ああ、もうこの人壊れてるわ、という感じがより出てたように思いました。

個人的には劇中ではある程度分かったうえで実験に協力した、となってましたが多分許可とかとってないと思います、あの親父。

こうなる前から自分の妻を被験体にするとか相当頭のネジがぶっ飛んでる人だしねぇ…

割とここら辺の話って入り組んでるので記憶を頼りに時系列をまとめてみましたが…

ルドビコ女学院創立→泉先生&小坂先生入学→天宮教授の実験始まる→2人教導官に→妻を実験台にしようとして逃げられる→聖恋産まれる→来夢の母に実験→来夢生まれる→妻殺害→来夢の母死亡→〇〇を〇〇に移植→未来被験体に→未来死亡→岸本教授逃亡→来夢&聖恋入学→シュベスターシリーズ→白きレジスタンスシリーズ

って感じじゃなかろーかと。

実はルドビコ女学院のドールって誕生日が設定されてない(他のガーデンのドールは設定冊子に書いてある)んですが、ここら辺にもギミックがあったのかなーとか…

これを踏まえたうえでDVD見返したら案外発見があるのやも、とちょっと楽しみですね。

舞台的な話とか

構成的に大きく変わったのはあくつ先生のお時間がなくなった、ってところですかねぇ。個人的にあれ結構好きだったのでそれは残念でしたね。

アクションとプロジェクションマッピングの使い方が回を増すごとに上手くなってる所は驚きましたねぇ。
パス回しの演出もどんどん良くなってたと思います。

あれ映像化(っつーか舞台化っつーか)するとかっこよく見せるのかなり難しいだろうな、と思ってましたが演出が強化されたり途中でつぶされることがあったりと結構色んなパターンがあって面白かったです。

また割とリリィVSリリィでCHARMを使ったバトルシーンが多かったんですが、個人的には今回の冒頭、幸恵様VS聖恋のシーンが最も見応えがあったように思います。

このお二人は全部ではありませんが大半のシリーズに参加されてますし、打ち合ってる感じがかなり出てたなーと思います。

幸恵様は二刀流ってのをうまく活かした感じの立ち回りで、聖恋が一刀で突っ込むって感じなので見ごたえあるんですよねぇ。

個人的に好きなシュベスターの話とか

全体としての見どころももちろんありましたが、それぞれのシュベスター(疑似姉妹契約の事。ペアだと思いねぇ)のお話も結構見応えがあり、よく合計4時間で詰め込んだな、と思いました。

個人的に一番好きなペアがこころ&芽衣なんですが、この2人はかなり理想的な師弟関係だよな、と思いながら見てました。

シリアスでもギャグでも映えますしなんだかんだで芽衣レアスキル覚醒するし、こころは念願のアイドルユニット(スピードスター)結成できましたし…

というかこころって恐らく自分の意志でGEHANAを調べてルドビコ女学院の目的にたどり着いた唯一のリリィな気がします。

他の人って被験体だったりその候補だったりでその関連から裏側の事を知るんですけど、この人はそうじゃないんですよねぇ…

普段の言動がちょっと変わってますし、戦闘力って意味では上の人がいますが情報収集能力異様に高いし、後輩の指導も上手いし、総合的に一番優秀なリリィってこころじゃないかな~という気がしますよ。

また旭妃とクララ、いちか様のお話も面白かったですね。

これまたドールの設定冊子読んでないとわからない設定だったりするんですが旭妃は中等部の頃はクララ、葵の3人で行動してたんだけど葵が1学期で転校、高等部に上がってからはクララと立場逆転しちゃって孤立してた、っていう設定があったりするんですが、日葵様がアンジェラの方にご執心しちゃって折れそうになってるクララを励ます旭妃とか良いシーンだったと思います。

旭妃って普段の態度は上から目線が目につきますが、根はいい子っぽいし。

んでもってクララが要所要所でレアスキル覚醒しないジュリアに対して色々助言っぽいのしてたのは自分が天才ではないとわかった上で訓練した結果覚醒した、という経緯があるからだろうなーとか。

そして今回旭妃を演じた役者さんが1月の舞台では葵を演じるんですよねぇ。
これは本当に知ってる人にしか分からないサプライズ。

いちか様はこの2人に直接かかわってるって訳でもないんですが、渚と風音様の3人でいた時期がある、という話が絡んでくるかな~と。

渚が旭妃をシュベスターに選んだのって恐らく自分がシュベスターに選ばれず留学を選んだから、通ずる物があったんだろーなーとか。

いちか様と渚は人間として物凄く出来てる2人なので大活躍するシーンがあったのは良かったなぁ、と思いました。

しかしいちか様ってシュベスターで死に損なってレジスタンスでも死に損なって(というか三途の川まで行ったっぽい)それでもまた復活してアーセナル兼リリィになってるわけだからアサルトリリィ世界の中でも相当しぶとい人なんだろうな~という気がしますよ。

演者さんの話とか

佐野・マチルダ・こころの藤堂光結さん、
長谷川・ガブリエラ・つぐみの長橋有沙さん、
佐伯・ジュリア・花蓮の小菅怜衣さん、
小坂・アナスタシア・涼子の木村若菜さん

この四人は最初から最後まで全ての話に同じ役で出演されてるんですよね。

松永・ブリジッタ・佳世の緒方ありささん

も未来への十字架Ⅱ以外には全て同役で出演されてます。
というか未来への十字架Ⅱに佳世様そもそも出てないっぽいんですけどね。

佳世様&つぐみのペアは安定感がありましたね~。
このペアもギャグもシリアスも両方いける(ちょっとギャグより?)ので非常に面白かったです。

何気に話の根幹にかかわる所にもいましたし、それぞれ見どころもありましたし、シュベスターとしての見どころもありましたしとても面白かったです。

他の演者さんも素晴らしいと思いますが、私が最初から見てるのもあってこの5人の方には本当にありがとうと言いたいですねぇ。

因みにですね。

今回来夢を演じられたあわつまいさんは

楪を。

クララ(シュベスターの誓い、未来への十字架では羽田・カタリナ・芽衣)を演じられた夏目愛海さんは

椛を。

旭妃 (カスタムリリィを組み合わせてそれっぽくしてみた) を演じられた広沢麻衣さんは

葵を。

聖恋(マローダー装備したまんまなのよ)を演じられた星守紗凪さんは郭神琳を。

日葵様を演じられた西本りみさんは二川二水を1月のアサルトリリィ League of Gardensでは演じられますよ。

幸恵様はその役のまま中村裕香里さんが演じられます。
何故サンレッドが映っているのかというとこの2人が共演した事あるからさ。

ドールはありませんが、松永・ブリジッタ・佳世の緒方ありささんも同じ役で続投されますよ。

まさかルドビコからそのまま出るキャラがいるとは思いませんでしたねぇ。
というかこれは佳世様ドール化の布石なのか。

多分全員網羅してると思うんですが何分こっち方面疎いので漏れがあったらご指摘いただけますとありがたいです。

総じて

4年弱追ってて良かったなぁ、と思える良い舞台だったのではないか、と思います。
特に真実の刃はギャグもシリアスも両方とも非常に楽しめました!

アサルトリリィ×ルドビコ女学院はとりあえずこれで終わりみたいですが、また別のシリーズがあったら観てみたいな~、と思ってますね。

白きレジスタンス「は」完結した、とも見えますしね!
っていうかまだいくつか未回収の伏線とかありますし!!

ただ教導官ほぼ壊滅状態だし、テンプルレギオンもうないしねぇ…
今回の後日譚で新しいレギオン作る、とかになるんですかねぇ。

アイアンサイドが先輩レギオンになる、というのも見てみたい気がしますねw
今後の展開に勝手に期待、期待ですよ。

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