自己流ですが問題なく動いてるんで恐らく大丈夫なはず。
交換の際の参考にでもなれば幸いです。
つい最近ANYCUBIC Photon M3 3Dプリンター 光造形 7.6インチ HD Ultra 4K+モノクロLCD レーザー彫刻プラットフォーム 超高印刷精度 印刷サイズ 163*180*102mm買ったんですが、初期不良品だったようでLCDユニットが不調をきたしまして。
カスタマーサポートとのやり取りの結果、LCDユニット送ってもらえることになったんですがこれ記事執筆時点では日本語マニュアルとかないみたいなんですよね。
なので自分で調べながら色々やったところ、無事に交換できたのでメモ代わりに記事にしておこうと思いますよ。
いい経験にはなりましたがちゃんと動いてよかったよ、ほんと。
Photon M3 LCD交換手順
Photon M3 LCDユニットセットはこんな感じ。
パカッと。
LCDユニットの他に隙間埋め用のテープ(M3本体に貼ってあるやつと張り替え)、ユニット固定用の両面テープが付いてきます。
前述のとおりマニュアル等は付属しておらず、まだ新しい機種故にか交換手順の動画とかもないので自分なりに調べながらやってみましたよ。
1.本体底面の四隅のネジを外し、底板を外す。
必須ではないですが、この分解の前にZ軸を限界まで上げておいた方がこの後の作業がしやすいと思います。
この際に使用するのはM3に付属する六角レンチのうち、2番目に短いやつです。
2.UVランプモジュールのコネクターを抜く。
メーカーが出してる他の機種の動画を見てみた所、ここ抜いてたので念のため抜いときました。
3.M3についている黒いシールをはがす。
これは割と簡単に剥がれますよ。
4.LCDユニットを本体から剥がす。
これが無茶苦茶大変です。
非常に強固に両面テープで張り付いてるんですよ、これ。
M3の場合、LCDユニットを入れているところにクリアランスがほとんどないため、写真上部のZ軸側にある小さい丸い穴からピンセットか何か滑り込ませる等して無理やり剥がさないと剥がれないんですよね…
他の機種だと横に余裕があってそっちにスライドさせる、とかもできるみたいなんですが…こいつでは無理。
最初はデザインナイフの刃でも入れて剥がすか、と思いましたがそれを入れる余裕すらなかったのとナイフの刃かガラスの破片が飛んできそうで怖かったので、普段ドールの着せ替え用に使ってるピンセット使いましたよ。
なので歪んでもいいピンセットとかあった方がいいと思います。
おかげで隅のガラスがかけることかけること。
恐らくこの工程の過程でLCDユニットが砕けると思うので、マスクとかしたうえでの作業を推奨しますね。
ガラスが飛び散る危険もあるので、剥がしてるLCDユニットの方にテープとか貼っといた方がいいかも。
この作業が終了した時点でユニット固定用の四隅の両面テープを綺麗にはがしておきます。
多分ガラス粉とかもついてると思うんで、ふきとる等した方がいいと思いますよ。
5.LCDユニットからケーブルを外す。
他の機種を見るに前もってケーブルを外すのが本来のやり方っぽいんですが、M3は非常に狭いスペースにケーブルが収まっているため、この順番で外しました。
外すこと自体は力抜けば簡単に外せます。
6.新しいLCDユニットにケーブルを接続。
コネクタ部分に本体のケーブルの青い部分を差し込み、コネクタの黒い部分を倒せば固定できます。
LCDユニットはコネクタ裏の銀色が見える方が表になります。
ケーブルが生えてる穴にオレンジの部分を差し込むようになります。
ちなみにこの時点でUVランプユニットのコネクタを元に戻せば動作確認自体は出来るので、ここで確認するのもありだと思います。
その際は紫外線が漏れるので、ユニットの上に薄い紙置くとか底面の隙間から漏れないように何かでふさぐとかした方がいいと思いますけども。
7.四隅に新しい両面テープを張る。
概ねちょうどいいサイズに切れてるので、こいつをはりつけて剥離紙をはがします。
またこの時にLCDユニットの裏面のフィルムをはがします(中国語で注意書き書いてある方)。
裏面フィルムをはがしたのち、LCDユニットをこいつに貼り付けて固定、という流れになります。
クリアランスがほぼないので大丈夫だと思いますが、ここでの固定をミスると致命的なので前もって位置確認等してからはった方がいいかも。
8.交換ユニットセットに入ってる新しい黒いシールを上から張って完成。
この際に気を付けないと保護フィルム巻き込むことがあるので慎重に。
それでは動作確認もかねていざ印刷!
上手にできましたー。
交換前にはまともに出力できなかったバトルスグリッドアーマーの靴を試しに印刷してみました。
うむ、出来てる。
ただまぁ交換前も最初の2,3日は調子よかったんでとりあえずしばらくは様子見ですかねぇ。
M3の個人的な評価はその後にでも。
という訳でPhoton M3のLCDユニット交換の仕方でした。
誰かの何かの参考になれば幸いです。
Amazonへのプリンター本体のリンクはこちらです。
今回クーポンとかあったんでAmazonで買ったんですが、トラブルのやり取りもサイト上でできたので便利でした。
どうも海外の方が窓口になっておられるようですが、日本語で対応していただきましたし、発送も早かったので助かりましたよ。
コメント