1/12スコープドッグとしても良く出来てますし、threezero製品としても良く出来てます。
あえて欠点をいうなら値段かしらねぇ。
だがこれの他にもあるんやで、1/12 スコープドッグ。
というわけで今回はthreezeroより、
装甲騎兵ボトムズ ATM-09-ST SCOPEDOG
をレビューしますよ。
割と待った(多分1年以上)方ですが、まぁ海外トイにはよくある事なので…
最近は国内のだって割と遅れますからねぇ。
1/12スコープドッグって過去にも出てて、それも持ってるのであまり驚きはなかったんですが、可動ロボとしても結構良く出来てます。
折角なので過去(出たの多分13年前位)国内で発売されたやまと版スコープドッグとも比較してみますよ。
箱
専用輸送箱。
Amaで買ったんですがこいつに入ってました。
これ見ただけでどこで買ったかなんとなくわかるのよねぇ、これ。
化粧箱正面。
クルクルクルッと。
今までのthreezero製品と比べるとかなりコンパクトになってます。
箱の下部には商品名。
これまた今までにはなかった気がします。
そいではパカッと開けてみましょう。
パカッと。
2層目。
3層目。
この下にも1層ありますが、3層で出てくるのは早いな。
付属品としてアンテナと足につける装甲があるのでそいつを取り付けると完成になります。
アンテナは割と外れやすい気がするので注意ですよ。
ATM-09-ST SCOPEDOG(スコープドッグ) 本体
つーわけでスコープドッグ本体正面。
クルクルッと。
相も変わらずウェザリングが施されてますが、今までのものに比べると控えめな気がしなくもない。
以下可動範囲紹介しつつ、適当にアップで。
基本的に動いてほしい所はまんべんなく動く感じですね。
カスタムリリィタイプBと比較。
標準的な1/12サイズのカスタムリリィと毎度おなじみの比較してみました。
…あれですね、最近でかいのばっか買ってるせいか「小さい方ですよね」とか間違った認識をしてしまいそうです。
1/12が乗れるロボとしてはコンパクトですが、アクションフィギュアのカテゴリーから見たら十分でかいですよ。
ターレットはこのように回転可能。
割ときっちり止まるので遊んでる時にずれたりって事はないんじゃないかと思いますよ。
左右にはこんだけ動く。
割と可動範囲も広いです…まぁ左右にしか行きませんけどね!
頭部自体も回転できて腰も回るので、見える範囲は多分割と広い。
正面上から。
アクセスパネルみたいな部分がかっこいい。
背中アップ。
一部の装甲が外せる。
ごく一部の装甲が外せるようになってます。
てっきりダボ穴とか出てくるんじゃねーか、と思ってましたが…
これ基本的に拡張とか考えてないよね。
肩には引き出し関節を搭載。
肩が引き出せるようになってるので、わりと腕動きます。
ただ正面が出っ張ってる都合上、正面に持ってきたりするのは苦手。
肩アーマーは腕とは分割してあるので独立可動。
この作りを見て「あ、これレッドショルダーあるとしたら本体ごと買い替えだな」と思いましたねw
限定版としてより汚されて色変わって付属品追加したバージョンは出ましたが、レッショルカスタムとか出る可能性はあるんですかねぇ。
因みに俺のスコープドッグは元から右腕が外れてまして、保持力が若干弱いです。
ボールジョイントなので太らせるとかも出来ますが…銃構えると垂れるんですよねぇ…
腕の可動範囲はこんな感じ。
二重関節になってるので、割と動きます。
保持力も結構ありますし、動かすのこえぇ、というほど固くもないしでちょうどいい感じ。
上腕と肩の付け根は回したりもできるので思ったより動きますよ。
相変わらずの変態可動指。
threezeroのお約束、良く動く指は健在です。
今回は左右がある程度開くようになってます。
保持力もあるよ。
1/12ドールなりフィギュアなり持てる位の保持力はありますが、根元の部分が弱目なので今までのものに比べると持てるものに制限がある感じがしますかね。
んでスコープドッグといえば!
腰についてるカートリッジを取り出して…
装填!
アームパンチ!!
勿論このギミックも入ってますよ。
アームパンチ後と前の腕を比べるとこんな感じ。
割と伸びます。
腕の前面装甲がボタンになってまして、そこを押すことで腕のロック解除して延ばすって感じになります。
ガションッと勢いよく延びるとかではないので、そこら辺はちょいと残念かも。
腰サイドアーマーの部品は交換可能。
アームパンチ用の薬莢かライフル用弾倉を選んで取り付けられます。
どっちもかっこいいですよ。
実は延長ギミックなんてものも。
サイドアーマーは引き出せるようになってます。
リアアーマーも引き出せる。
これは降着ギミック用ですね。
続いて脚部分。
後ろの裏とかこんな感じ。
リアアーマーにはフレームがあったり、装甲はね上げて足のギミック見れたりと中々見応えがありますね。
足首は引き出し可能。
これにより仁王立ちとかが決まるようになってます。
保持力が気になるところですが、割とがっちりしてますよ。
ソールパターンはこんな感じ。
サンライズとthreezeroの刻印がこんなところにw
グラウディングホイールは足のつま先に連動して動くようになってます。
上にあげると出てくるって感じなんですが、何故このような処理になったんですかね。
ターンピックも装備。
スコープドッグと言ったらこれな装備、ターンピックもちゃんとあります。
ピックも引き出せますが…これやろうとすると背景傷つけるからなぁ。
本体の紹介はこんなもんでしょうか。
重要なのが残ってる?まぁそれは後程…
続いて武装のご紹介ですよ。
ライフル×1、弾倉×3、ショートバレルが付属。
スリングは別パーツになってましたよ。
レシーバーアップで。
まさに銃器って感じですね。
重機でなく。
グリップにはダボがあるので、引き出して手のダボ穴にはめてしっかり保持させることが可能。
ここら辺も最近はおなじみになってるギミックですね。
ただダボ穴は右手にしか空いてません。
これにはめんでも持てますけども。
バレル交換してストック外してピストルに。
因みにストック外すためにピン押し出さなきゃいけないんですが、それ用の部品も付属します。
銃のメンテナンスキットみてぇだ。
前にあるグリップも持てなくもない。
ボトムズのライフルってグリップの前側にもう一つグリップあるんですが、それを持たせることも出来ます。
ただかなり持ちづらい。
セレクターは可動しますよ。
割ときつめにはまってるのでやりすぎると軸ねじ切る気がします。
実はトリガーは可動式。
特に説明書等に記載なかったんですが、トリガーは可動するようになってまして人差し指で引けます。
こんな所にギミックあるとは思わなんだ。流石threezero。
面妖な変態技術者共め…
1/12 AT乗り
スコープドッグにはこの1/12サイズのAT乗りも付属します。
クルクルッと。
スーツの質感はゴムみたいな感じ。
threezeroの巨大ロボに付属するこの手のフィギュアっておまけ程度のレベルの事多いんですが…こいつは違うぞ!
お顔アップで。
シンプルながらも細かい作り。
ざっと構えて…
拳銃を引っこ抜く!
今までのやつは見た目がいいけど可動が…という感じでしたが今回のやつは結構動きます。
…なんでホルスター左なのに銃持ち手右しかないんですかね、とかはありますけども。
何気に握り手と持ち手の交換手首も付属。
同じやつが左右で入ってます。
銃持ち手は右にしかないので全部で7つ。
今回は割と交換手首もバリエーションに飛んでまして、普通のフィギュアについてきそうなやつは一通り入ってます。
ハンドガンアップで。
これも結構良い作り。
何気にリリィの銃持ち手なら持てる。
結構グリップがでかいので女性フィギュアに持たせるのは難しそうですが、どっこい来夢とか幸恵様についてくる新造形手首使えば普通に持てます。
案外最も武器選ばないで持てるんじゃないのか、ピコニーモ。
体格差はこんな感じ。
割といい感じです。
これ単品で売ってもいいんじゃね…?って位出来がいいですね、今回のフィギュア。
最近見てると1/6にシフトしそうな感じがしますが、こっちのスケールでも色々出してくれるといいなぁ。
threeAの方だと割とあるんだが。
そいでは先ほどスルーした降着ギミックのご紹介ですよ。
降着ギミック
股関節をこんな感じに下にずらして~…
ガッションッと。
ATおなじみ、降着姿勢モード。
結構綺麗に決まります。
膝関節の動きにも余裕があるので、地面に完全につけたりも多分可。
パカッと。
実は最初から入ってました。
コクピット。
狭いように見えますが、何気にポニーテールの1/12がギリギリ乗れたりと割と広かったりします。
コンソールはこのように前後に可動。
これのおかげで結構乗せやすくなってます。
付属のフィギュアを乗せてみる。
今回は付属フィギュアも動くので、乗せるのにはさほど苦労しませんでしたね。
付属フィギュア乗せる場合はまず頭入れてから下半身入れると入れやすいと思いますよ。
さてさてお立会い。
このthreezero製スコープドッグ、確かにいい出来です。
だがしかし!
実は13年前に国内でこのサイズのスコープドッグが発売されていたことを皆様ご存知でありましょうか。
いやまぁボトムズ好きな人は知ってるとは思いますがね。
つーわけでこっからは過去の遺産(既にメーカー倒産してるので)、やまとの1/12スコープドッグと比較してみますよっと。
threezeroとやまと版の比較
2つ並べて降着姿勢!
搭乗!!
閉めて!!
立ち上がれ、スコタコ!!!
クルクルッと。
比較対象として1/12 装甲騎兵 ボトムズ スコープドッグ メルキア正規軍カラー仕様を使ってみましたよ。
因みにこれ選んだ理由は俺が持ってる中で初期型のスコープドッグをベースにしてる唯一のやつだから、だったりします。
やまとのスコープドッグってバリエーション機も含めて微妙に仕様が違っているので、最初のやつと比較してみようかな、と。
記憶が確かなら、やまとのやつは大まかに分けると無印、無印改良版、ver2.0、ターボカスタムって感じに分けられると思います。
後者になるほど保持力が上がって遊びやすくなってます(概ね値段も上がる)が、ターボカスタムは体のバランスからいって違うという。
武器持ち手の親指が外れなくなってたりもする。
やまとのスコープドッグとして最も完成されてるのはターボカスタム仕様だとは思いますが…俺が所有してるのはプラ部分が一部砕けてたりするので今回はメルキア持ってきましたよ、とこんな感じですかね。
並べてみた。
パッと見てわかりますが、肩の位置が大幅に違います。
胴体も割と巨大化してたんですね。
threezero製の方がいかり肩って感じになってますね。
全体的にthreezeroの方が太め。
太ももとかを見るとかなりマッシブな感じになってるのが分かるかと思います。
割と解釈違ってるよな~と思ってましたが並べてみると結構違うとわかりますね。
また地味に腰部分の形状が大幅に異なるという。
これは参考にした資料がそもそも違うんじゃねぇか、という気もする。
地味に凄く違ってる体の横のサイドパネルの分割線。
なんかもう本当にマニアックな部分だと思うんですが、このサイドパネルの分割線が大幅に異なってます、この2つ。
やっぱこれ参考にした資料がそもそも違う気がするんだよな~。
またこの2つの大きな違いとして…
コクピットの大きさが実は全く違う、という。
ギミック的にはそんな変わらないんですけどね。
下のパネルも開きますし。
threezero付属フィギュアをメルキアにのせようとしても入りません。
外から見ると観方によってはthreezero製の方が小さいようにも見えるんですが、実際に開けてみるとthreezero製の方が結構広くてビビります。
コンソールが前に可動するのは一緒なんですが、これまたthreezero製の方が可動域広いので乗せやすいという。
技術の進歩なのかメーカーの姿勢の違いなのか分かりませんが、1/12愛好者的にはthreezeroの方がありがたいですねぇ。
因みに重さはさほど変わらないと思います。
threezeroのやつは見た目からも重そうに見えますが、むしろ軽いかもしれん。
やまとのやつは見た目がかなり玩具っぽいところがあるのもマイナスか。
また保持力に関していえば、やまと製の方は立っててもふらつくレベルですが、threezero製の方はポーズつけてもがっちり決まるほどに優秀です。
ver2.0以降は保持力の問題は割と解消されたんですが、それでも立たせるの大変なのよねぇ、やまと版。
また実はやまとって
1/12 装甲騎兵ボトムズシリーズ スコープドッグ対応 ウエポンパーツVer.3
こんな感じの拡張オプションいくつか出してまして。
そいつを使えるかちょっと検証したところ…
ミサイルランチャーは一応使えます。
担ぐ部分の形が合いませんが、一応持てます。
ただこのミサイルランチャー、前に傾けるだけで弾が出ちゃう、という貧弱な仕様なもんで使い勝手くっそ悪いのよね…
手で持つタイプのやつは大体使えます。掌の大きさそんな違いませんし、もともと固定指用のやつですしねぇ、武器類。
バックパックは幅が合わないんで装着不可能。
こいつもいけるか?と思ってたんで試してみたんですが無理でしたね。
やまと版のオプションパーツにはスコープドッグをレッドショルダーカスタム仕様に変更するためのものがあるんですが、それの装備はほぼつけられません。
サイドランチャーは溝がないですし(やまと版スコタコには拡張武装をつけるためのスリットが本体の目立たない場所に入れてある)、肩と腕の装甲は接続方法が根本的に異なるので…
これが出来たら最高だったんだけどな~。
見た目は完敗、可動は貧弱、保持力はクソ、コクピット狭いといい所なんてひとつもないのか、やまと版…!
だがこいつには結構面白いギミックがありまして!
このように外装が外せます。
threezero製でも一部外せますが、ここまではずせるのはやまとだけ!
行くとこまで行くとこんな感じでバランバランにもできますしね。
ここまで来るとスクラップにも見えるw
何気にこのギミックは結構面白いですね。
まぁこれのせいで腕とか腰回すといきなり外れる事があるんだが…
ブンドドってみた。
アームパンチの打ち合いで装甲砕く、みたいなことも出来ますよ。
カッコいい写真とスコープドッグを作るスコープドッグの写真で〆。
というわけでthreezero ATM-09-ST SCOPEDOG(スコープドッグ)のレビューでした。
やまと版と比べてもその完成度の高さは凄いの一言ですね。
歴代のthreezero製ロボと比べても遊びやすくかっこよくと割と良く出来てる商品だと思います。
個人的には付属品フィギュアの出来がえらい上がっていてびっくりしましたね。
これとかマジでおまけって感じなのに。
見た目よりもコクピットに余裕があるので、1/12用のロボットとしても使えますよ。
たっかいけども。
アクションフィギュアとしての完成度って意味ではやまと版を凌駕してると思いますが、やまと版はやまと版でばらせたりオプション豊富だったりして玩具としては楽しいですよ。
あとあくまでも個人的な感想ですが、やまと版の方が本来のスコープドッグに近いような気もします。
ただまぁターボカスタムのレッドショルダー装備とかだと下手すりゃ8万超えるのでそこら辺の価値があるか、と言われると微妙ですが…
普通のやつだったらthreezeroより安かったりもするので、こっちで遊んでみてもいいかもしれませんね。
これはこれの良さがありますし。
threezero製の方は値段分の価値は普通にあると思いますねぇ。
割とまだ残ってる(2017年8月現在)みたいなんで、気になった方は購入を検討してみてもいいんじゃないかな、と思いますよ。
個人的にはレッドショルダー装備とか出たら買いたいですが…
構造的にオプションじゃなくて本体丸ごとになりそうだし、その場合はどうするかねぇ。
そもそも出るのかも望み薄である。
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ショップ限定版とかも探せばありそうですが、あれ更に高いのよねぇ。
比較に使ったやまと版メルキア仕様。
関節の保持力が弱いのがたまに…というか最大級の弱点。
まともに立つのも心もとないってのはどうだ。
やまと用オプションパーツセット。
これはver3ですが、ランチャーがついてるのはver1です。
他にも色々ありますよ。
やまと版で個人的にお勧め、ストロングバックス。
素体にはver2.0を使用しているため、保持力はそれなりに高く一応遊べるレベルで且つ安いという一品。
他のオプションも一通り装着可能。
一時期1万切ってたんだが…最近はそうでもないのかしら。
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