というわけで前回の続きですよ。
いじっていて改修したいところとかも出てきたので、ちょっと改修したのも撮ってみました。
・機体解説
<XHM-00 テッカイフル装備形態>
テッカイに鋼鉄機用の武装を装着した形態。
元々鋼鉄機の武装のテストベッドとして作成された機体であるため、こちらの姿が真の姿であるともいえる。
左右の肩には大型シールドを装備しているため、全体の重量は素体時に比べ約1.5倍ほど増加しており、機動性には悪影響を及ぼしている。武装のレンジも大幅に違うため、機体としてのバランスは非常に悪い。
————————————————————————————- 自立はできますが、左右の重量バランスはめちゃシビアです(汗)
大型盾ってこんなに重いのか・・・
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「機動兵器というよりかは、兵器のプラットフォームとして最適」と開発者が行っている通り、従来の鉄機の装備も運用可能である。
そのあまりの重量により鉄機に搭載できなかった装備も搭載できるため、理論上はこの時代のほとんどの武装を搭載することが可能である(当然、耐荷重量は存在するため複数の超重装備の運用は不可能である)。
・武装
試作型リニアレールガン。
背面に装備された単発式のレールガン。
貫通能力に特化した仕様となっており、超遠距離からE.Aのバリアごと本体を貫くことができる。
この時代では遠距離戦でE.Aに対して有効打を期待できる、ほぼ唯一の兵装であり後の鋼鉄機にも採用しているものが多い。
試作型ジャミング装置。
電波のかく乱だけではなく、魔力の流れをも妨害することが可能であるため、E.A、鉄機及び鋼鉄機の機能を一時的に狂わせることができる。
鋼鉄機にはこのジャミングに対抗するための装置が取り付けられており、鋼鉄機であれば軽度の影響しか受けない・・・と言われている。
(最大出力とすることで、機能そのものを停止させることも理論上は可能であるが、自機への影響も懸念される上、その状態を長時間維持することは不可能であるため、あくまでも机上の空論での話)
試作型有線ビット射出兵装。
外観は巨大なシールドであるが、実は有線ビット射出用プラットフォームである。
このような射撃機能を持った小機を射出することができ、有線の範囲内ではあるが、操ることが可能。
死角からの攻撃や、連携砲撃など多彩な戦闘手段をとることが期待できる。
プラットフォームそのものを射出することもでき、こちらは無線方式による操縦が可能である。
こちらの技術はまだまだ発展途上であるため、思ったように操縦するには特殊な才能と訓練を要する。
メカニカル・さくやちゃんスターは当初この技術を使っていたが、あまりにも精度が低すぎることが問題であった。ノーレッジ氏による魔導理論の導入がなければ、実現は不可能だったろうといわれている。
大型ラウンドシールド。
機体の半分を覆うほどの面積を持つ、巨大なシールド。
超合金LEGOを素材とした一体成型型のシールドであり、重量はかさむものの通常の兵器ではこのシールドを貫くことは不可能である、と言われている。
先端に取り付けられたスパイクにより、格闘戦時に使用することもできるが・・・
パイルバンカー発動状態。
内部には特製の巨大な剣が内蔵されており、一瞬で射出することができる。
理論上はE.Aのバリアごと装甲を貫くどころか、「このシールドをつけた鋼鉄機すらも貫ける」程の貫通能力を誇る。
これに関しては設計者以外誰もその存在を知らなかった上、そのデータ(刀身の精製技術と射出機構)を設計者が破棄したため、現在の技術では製造が不可能になってしまった。
凄まじい威力を持つ兵装ではあるが
・常識はずれに重い(レールガンよりも重い)
・零距離以外では使えない
といった欠点も存在しており、実用的ではないともいえるが、E.Aを超えるほどの耐久性を持つ鋼鉄機を一撃で葬り去ることが可能な恐らくただ一つの兵装である。
————————————————————————————- パイルバンカーも漢のロマンですよ!
最強に近い武器だけどそもそも実用的じゃねぇ、という設定もありがちですがロマン武器には欠かせないw
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全武装展開形態。
というわけで久々のオリジナルロボのご紹介でした。
作りたい武器全部搭載してもちゃんと立つロボになったらいいな~と思ってたので、おおむね満足ですねw
今までのフレームに比べると強度的にはよくなりましたが
・上腕に補助を入れないと武器を上段に構えると折れる
・腰回りの保持が微妙
・腕が左右に開けない
・設置性がイマイチ
とまだまだ課題が残ってますねぇ。
T字バーを使っている時点で、強度的に30センチを超えるロボを支えるのに無理があるっちゃあるんですが・・・
根本的な解決策としては、サイズダウンするのが一番ですかねぇ。
5センチくらいダウンさせることを目標にしてみるかなぁ。
これより下は脳内妄想のお話が延々と続いているので興味のある人だけどうぞw
・製造から破壊まで
鋼鉄機の原型機及び各種武装のテストベッドとして製作された本機であったが、実戦の使用にも耐えうるだけのスペックを持っていたため、テスト終了後はパイロット兼設計者の専用機として各戦場で使用された。
しかしながら、後に製造された鋼鉄機との差は歴然として存在しており、後発機が実用化されるに従って、徐々に戦場で見かける機会は減っていった。
その後も様々な技術の試験機として改修が続けられ、レディーエ・クロスの技術発展に大いに貢献していったようである。
X(試作型)の文字が外されなかったのは、そのような経緯によるものである。
「鋼鉄機の実用化により、E.Aに怯える日々は終わりを告げる。人々が平和に暮らせる日が必ず来る」それが鋼鉄機の開発グループの夢であり、設計者の望みでもあった・・・はずであった。
しかし鋼鉄機は徐々にその在り方を変えていく。
戦いの相手はE.Aから同じ組織の他の派閥への鉄機へと移り変わっていった。
気が付いた時にはレディーエ・クロスの幹部は開発グループへと変わり、開発グループのリーダーは絶大な権力を手にしていた。
「E.Aがいなくなったところで世界は平和にはならない。指導者が必要なの。あなたにもわかるでしょう?」
人類側において最大の勢力を誇るレガイア王国への侵攻作戦前日。
最後の改修を終えたテッカイは一人、総統にまで上り詰めた彼女の元へと向かう。
「E.A使ってでも止めようってことか。変わったね、あんた」
「手段が変わっただけよ。目的はあなたと一緒。あなたの夢と一緒」
「・・・話したところで無駄っぽいね。俺はあんたの行こうとしているところに賛成できない・・・あんたにタマハガネは渡せない。返してもらうぞ!」
その後、テッカイの姿を見た者はおらず、また新たな鋼鉄機が生まれることもなかった。
鋼鉄機とそれに連なるすべてのデータは破棄され、レディーエ・クロスは現存する鋼鉄機の運用稼働ノウハウを1から作り直さざるを得なくなり、王国への侵攻も白紙へと戻された。
特にテッカイ自身とそれに関連の深い技術(基本フレームの設計ノウハウ等)は徹底してその存在を抹消されており、DB上には痕跡すら発見されなかった。
その存在自体がデータ上確認できないことに加え、組織の幹部が反乱を起こし、あまつさえ逃亡したという事実を隠すという意味合いもあり、この機体は0号機と呼ばれる事となる。
レディーエ・クロスは設計者を探している、と言われているがその生死すらも定かではない。
ラボごと消えた、といううわさもあるがその真偽を知る者は幹部以外、存在しない。
この事件の約20年後、いぬさくや達がこのセカイに表れたことで物語の幕が上がる。
コメント
初めまして。貮邑(にむら)と申します。
圧倒的なディティールの巨大メカ、かっこいいです。
メカの設定が細かいところまで考えられてあるのも、すばらしいと思います。
>貮邑さん
はじめまして、コメントありがとうございますm(_ _)m
かっこいいといっていただけるとうれしいです!
今回は単色で作る、というコンセプトもあったので、なるべくディティールが出せるようにしてみました。
テクニックとかHFの部品ももっと積極的に使っていきたいところですが・・・
少々厨二病を患っているので、設定とかを考えるのが凄い好きなんですw
設定が先行しちゃって、造型が追い付かなかったり造型的な欠点に無理やり理由つけたり、といったこともやりますが(汗)
レゴいじってない時でも考えてること多いですね~。