いあ!いあ!くとぅるふ ふたぐん!
いつのまに星辰揃ったんですかねぇ。
というわけで今回はSTARARC-TOYSより、
HiPlay STARARC-TOYS 理性をゼロにする クトゥルー 可動 アクション フィギュア アクセサリー フルセット
をレビューしますよ。
動かないスタチューでは宇宙的恐怖をかたどったものがいくつかある気がしますが、アクションフィギュアで出たとなったら買わずにはいられない。
1/6という記述をたまにみますが、どちらかっつーと1/12な気がする。
良くも悪くも海外トイって感じなので、慣れてないと遊ぶにはちときつい代物かも。
箱
箱正面はこんな感じ。
クルクルっと。
左右は共通ですよ。
また日本でも取り扱いが一応あるせいか、箱裏には日本語書いてあります。
ちなみにかなりでかいです。
実店舗に置いてあることがあるのかは不明ですが、持って帰ろう、という人は気を付けた方が良いかも。
中身
パカッと。
特にテープとかで固定されてるわけでもない巨大な発泡スチロールが1個入ってますよ。
上下間違えた。
どうも凹側が上みたいですね。
このフィギュア、特に固定されてるわけではないし保護シートとかもほぼないので開けるのちょっと怖いですね。
膝辺りに被せるラップはありましたが…
ここまでシンプルだと輸送中の破損がちと怖い所。
個人的に海外から購入したんですが、特に破損とかはなかったですよ。
小物類。
本体と同じ箱に翼と交換用手首が入ってます。
また地味に発泡スチロールの片側のみに四角いスペースがありまして、一部の部品が入ってます。
最初気づかなくて初期不良でないのかと思ったぜ、これ。
中国の方の玩具は梱包が物凄いシンプルなことがたまにありますが…
まぁこれよりもシンプルなやつとかもあったし、まだ頑張ってる方でしょうか。
また地味に説明書がついてます。
ついてないこと多いのでこれにはびっくり。
中身はほぼ中国語ですが、イラストというか白黒の写真メインですしそこまで複雑なギミックとかもないので、問題ないと思います。
PLAYER GUIDEってなってるのがTRPGっぽくていいですね。
開封の儀
クトゥルフ素体。
こいつに付属品をつけていきますよ。
でかい翼は六角形のジョイントになってるのでここに固定。
右側にはRの刻印が入ってるので、これで左右を判断しましょう。
六角形ジョイントということもあり、翼単体で回転したりとかはしないんですが…
このジョイントの精度がかなり怪しいので頑張って押し込みましょう。
両方とも軟質素材ですし、軸太いですし多少手荒に扱っても大丈夫です、多分。
小さい翼は、でかい翼を取り付けるアームの根本の下にある小さい穴に取り付けます。
最初どこだけわからなかったぜ、これ。
こっちは軸の受け側が軟らかめの素材なので、そこまで入れるのには苦労しないと思います。
素体に翼をはやして、完成、クトゥルフ!
クトゥルフ本体
本体正面はこんな感じ。
クルクルクルっと。
微妙に左右非対称です。
この禍々しい感じがたまりませんねぇ!
クトゥルフって確か決まった形状がなかったと思うんですが、かなりそれっぽくなってるんじゃないでしょうか。
お顔アップ。
お目目がたくさん。
凶悪なタコって感じでしょうか。
口?は開閉可能です。
胴体は軟質パーツの積層、みたいな構造になってます。
この重なった感がまた重厚。
フジツボっぽいお腹。
触手も出ちゃってますよ。
隙間からはなんか赤いのが見える、という芸コマ仕様。
多分関節差すところが別パーツになってるんだと思いますが…
隙間からなんかグロイのが見えるってのがたまらない。
方は左が触手、右が装甲って感じになってます。
また背中からも触手生えてますよ。
そこら中がうにょうにょしてます、クトゥルフ。
取り付けた翼はこんな感じ。
蝙蝠というか生物の膜っぽい感じがよく出てると思います。
腕はとげとげというかイボっぽい感じ。
全体的に海洋生物っぽさが満載です。
巨大な左腕。
なんか生々しくていいですね、いいですねぇ。
特に可動とかしたりはしませんが、交換パーツが色々あります…これがまた面倒だったりするんですが、まぁ後述。
右手はコンパクトですが、亀の甲羅っぽい感じ。
膝は逆関節になってます。
肌の質感もかなりいい感じ。
膝に装甲被さってる都合もあり、ここを伸ばして巨大化、とかは難しいと思います。
うちの邪神様は膝に爆弾抱えてる、って個人的な事情もありますが。
可動面は後述。
因みに足裏はこんな感じになってます。
どこはかとなく怪獣っぽいのが良いですねぇ。
後ろに尻尾もあるよ。
基本的に脚としっぽの3点で保持する感じになります。
脚だけってのもできなくもないですが…
クトゥルフといえばタコっぽい感じの禍々しい何か、というイメージがあると思いますが、それをかなりいい感じに落とし込んでるんじゃないかなー、と思いました。
続いて可動面をちょっと見てみましょう。
アクションは一応可能、一応
首は左右に振れます。
一応上下もできますが、干渉しちゃってあまり動かないです。
腕は肘、手首辺りで内側に曲げられます。
巨大なグリーンのボールジョイントが関節になってますよ。
色々干渉するのでこれ以上内側に動かすのは難しいですね。
副腕も一応曲げられます。
こっちの方が自由度は高いんですが根元がかなり外れやすいのでそこは注意。
膝回りはギリギリまで前に出してこんな感じ。
前は装甲があってこれ以上動きません。
また後ろも腿と脚で干渉するのでそんなに曲がりません。
足首はボールジョイント接続かつ、邪魔するようなものがないのでそこそこ動きます。
仁王立ちとかもまぁなんとか。
背中の翼はアームが付いてるので開いたり閉じたりが可能。
ただし、六角形ジョイントの保持力が弱く、羽が落ちがち、という欠点も。
しっぽも一応動きます。
30度くらいでしょうかね。
また肩関節と股関節は回転は出来るんですが、ディティールその他のせいでかなり動きに制限かかります。
総じていうとあんまり動きません、この邪神様。
こういうモンスターの中でも普通、位でしょうかねぇ。
またこの手の海外トイによくありますが、関節が癒着していて動かない、という部分が結構ありました。
元々の保持力が弱めのせいか、あっためれば簡単に動かせるようになりましたよ。
そういう意味では楽な方。
ジョイントは基本的にこんな感じ。
恐らくこの構造はマクファーレンのカイジュウシリーズを参考にしたんじゃないかなぁ、という気がします。
巨大なボールを埋め込んで接続する、という感じになっており関節自体はかなり頑丈なので多少手荒なことしても壊れないと思います、多分。
感触的にも18インチナイフヘッドが一番近いですし。
一通りいじってみた感想としては、全体的な保持力は弱めで造型で可動範囲制限してる、という感触がありましたね。
なので動きつけると維持するのは難しいですが、立たせるとか基本的なポーズは十分できる、という感じでしょうか。
またこれは個体差だと思いますが、うちの邪神様は左ひざの保持力がかなり弱いです。
可動域がデザイン的な部分で結構制限されてるのと、尻尾との3点保持なおかげで可動にはほとんど支障ありませんが、やはり気にはなる。
この手の海外トイは関節がべらぼうに硬く、温めたりオイル差さないと動かない、下手すりゃ破損するというものもありますがそういうものではないです。
なのでこの手のトイが初めて、という人でもまだ扱いやすい方…ではあるんですが。
部品交換が超・大変
交換用ヘッドやハンドパーツ等ありますが、これの交換が物凄く大変です。
肌色っぽいのが元からついてるパーツで、水色っぽいのが交換用パーツ。
見てお分かりかもしれませんが、穴の大きさがどう見ても違います。
恐らく広がっちゃうから、という事で狭くしてるんだと思いますが…狭すぎる。
個体差あるかもしれませんが、あっためたりとかどうにかすれば入る…ってレベルじゃーないです。
なのでナイフとやすりで穴を広げてあります…これがまた大変だった。
以下実際に交換しつつ解説。
ヘッドは引っこ抜いて交換。
ここは特に穴は広げず、ヒートガンで加熱して取り外し&ねじ込みましたが…かーなーり大変でしたね。
抜く時も入れる時も壊れるんじゃねぇか、レベルの力がいるかなー、と。
根元が動くのがまためんどい。
左手を触手に交換。
本来はもう少し押し込めるんですが、外れなくなる可能性があったので軽く入れるにとどめてます。
ガッツリ削れば入れられると思いますが…この拡張作業って失敗すると元に戻すのかなりめんどいので…
なので最低限だけ広げて、ヒートガンで温めてからねじ込む、という手法をとってます。
ジョイントの軸は結構太く、可動部分も割と頑丈にできてる方なのでそういう意味では助かりましたかね。
ちなみにハンドパーツ交換の際は、腕を肩から外して作業した方がやりやすいと思います。
ここはかなりいい感じの保持力でしたし、何度かつけ外ししましたが特に問題等ありませんでした。
右手を握り手に交換して、武器?いかり??を装備。
これまた左手と同様、押し込みすぎると外れなくなる可能性があるので軽く差してます。
ただこの状態で武器もたせても全然保持できますね…ぶっといもんねぇ、軸。
クトゥルフ・アナザーバージョン
ヘッドを交換、左手には触手を、右手には錨を。
左右から。
個人的にはこっちの方がなんか邪悪っぽさがマシマシになるので好きですね…ここにいくまでが大変なわけですが…対価なしには顕現してくれん、という所でしょうか。
錨というか武器アップ。
なんか邪悪なる武器って感じがして、結構好き。
ちなみに交換用ヘッドも口?が動きます。
この見た目と動きが虫っぽくて好き。
ただし内部造型とかはないですよ。
ここもなんかあったら最高だった。
見た目の造型的には個人的にはこっちの方が好きですねぇ。
ただここにいくまでがほんっとーに大変なのが残念。
ちょっと気になる部分とか
毎度おなじみうちの子と大きさ比較。
並べてみて気になったことがあったので定規も置いてみました。
ゼロの位置が地面よりちょっと上からなんでずれてますが、大きさ的には23,4センチくらい?
この商品、公称28cmとなってますが恐らく翼含めてだと思うので、本体はもうちょっと小さいです。
膝部分の位置とかで多少ずれはしますが…なんか開けた時に思ったより小さいな、と思ったんですよね。
ボリューム感あるのは確かなんですが、公称から想像するほどではない、というズレがあるかもな、と思ったので触れてみましたよ。
また塗装面がちと雑な部分があるのも気になる。
全体的にウェザリングとか施してあるので、そういう味、と言えなくもないですが…目の部分はこれどーみても塗れてないだろう、と。
また塗装のハネっぽいのがそこそこある気がします。
この商品、国内流通版だと恐らく3万超えるのでそこを考慮するとちと気になるかなぁ、と思いましたかね。
ブンドドとか
概ね1/12(巨大兵器達は1/18)にうちの子たちと戦わせてみた写真で〆。
まさに敵って感じの造型がもろ好みですね…個人的にはもう少し大きくてもよかったなぁ。
というわけでSTARARC TOYSより、SAN Zero Cthulhu(クトゥルフ)のレビューでした。
クトゥルフ神話の邪神生物のアクションフィギュア、という時点で結構珍しいので個人的には買ってよかったですねぇ、これ。
動かす分にはポージングは限られるところがあれど、そこまでストレスも感じませんし…翼とか良く外れますけども。
気になるのはやはり交換部品の扱い難さですかねぇ。交換するとぶっ壊れそうなので交換できない、というドレッドナイトよりかは幾分マシではありますが…
交換部品までフルに遊ぼう、という場合はフィギュアに手を入れることも辞さない、失敗してもしょうがないもしくはなんとかできる、というタイプの人じゃないと難しいんじゃないか、という気がしましたよ。
万人向けでは決してありませんし入門に向いてるというわけでもないですが、この見た目に惹かれたなら買っといて損はないんじゃないかなー、と思いますかねぇ。
国内でも一部取り扱いするみたいですし。
今回紹介したもののアマゾンへのリンクはこちらです。
来月辺りから国内でも取り扱うところも出てくるっぽいですが、2024/10時点だと海外経由で買った方が多分安いです。
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