アサルトリリィ BOUQUET 第11話の考察と感想。

残り25分。

なんとなくこれで終わるよー、という雰囲気は漂ってますがここにきて新設定ぶっこまれたりしてますし、さてはてどうなるのか。

レアスキル・ラプラスは多分こういうものなんだろう、という感じで考察してみましたが中々アクロバティックです。

というわけで今回もアサルトリリィBOUQUET第11話の考察と感想等を。
この文言を使うのも次で終わりですねぇ。

BOUQUETとしては終わりそうな気はするんですけどやっぱり謎は謎として残す感じになるのかしらね。

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1.シリアススイッチ・美鈴様

©AZONE INTERNATIONAL・acus/アサルトリリィプロジェクト
アサルトリリィBOUQUET 第11話より引用

この人が出ると話がシリアス方面に行くことに定評のある美鈴様、冒頭からのご出演。

この人が最初からいるなんて今回が初めてじゃーないかしら。
そろそろまとめないと終わらんしねぇ、アサルトリリィ。

ところでアサルトリリィBOUQUETでは毎回登場人物の名前、所属、学年が表示されますが美鈴様は名前しか表示されないんですね。

例えば水夕会所属の六角さんとか伊藤さんは所属出ませんし、ヘルヴォルとグラン・エプレは学年は出ませんがそれ以外は出てましたし、もっと言うと理事長代行ですら名前と肩書が出る中、本当に名前だけしか出ない、という美鈴様は割と珍しいです。

これは既にリリィではなく百合ヶ丘に所属もしていない、という事を表してるんじゃーないかなー、とか思いましたよ。

そもそもこの人幽霊なのか幻影なのかはたまたそれ以外なのかっていうのもイマイチよくわからず、これまでは多分HUGEの力を利用した特殊な幻影か幽霊なんじゃーないか、と思ってましたが…

11話を考察してみると「夢結様の見てる幻影」という線で考えるのが一番しっくりくるんですよねぇ。
俺的には。

これに関しては後述。

しかし仮にそうだとすると夢結様、相当長い間幻影さんのみがお友達だった(百由様の件を考えると夢結様は美鈴様の死後に周りとの交友を一度断ってるんじゃないか、という節もありますし。梅様位なんじゃないか、付き合いあったの)訳で、そりゃ精神も変調するってもんです。

美鈴様は見えるという事は影響を受けるという事だ、と言ってましたがまぁ精神状態に良い影響は与えないでしょーね。

2.いい笑顔です

©AZONE INTERNATIONAL・acus/アサルトリリィプロジェクト
アサルトリリィBOUQUET 第11話より引用

朝練に出発直前の一柳さん。

ルームメイトの伊藤さんの服装が長袖になっている事からも月日の経過を感じさせますね。

この前後からは一柳さんがリリィとして大きく成長した、という事がわかりますね。

まぁ冷静に考えたらこの人夢結様の近くにいたい!っていうのがリリィになる動機の多くを占めていた人ですからねぇ。

百合ヶ丘以外受験すらしてない、という事からも要は憧れの人が百合ヶ丘のリリィだったから百合ヶ丘に来たわけで…似たような動機の人はいなくもないですが神琳辺りと比べるとかなり軽いといいますか。

結梨ちゃんの死を得て誰かを守るために戦う、という事を実感したという事なんでしょうね。

…他のリリィの志望動機としては金のためとかアイドルになりたい!とかもあった気がしますが他の世界線での話だしな…

また私は演技に関してはさーっぱり分かりませんが、この前後の一柳さんは声も凛々しくなっていて二川さんの言うようにまるで別人みたいな感じでしたね。

このシーンの後、一柳さんが結梨ちゃんのお墓に立ち寄るシーンがありましたがお菓子やら手紙やら花やらいろいろお供えしてあって彼女はリリィとして迎えられているのだな、というのが良くわかりますねぇ。

まぁもう本人墓の下なんですけど。

個人的には結梨ちゃん復活あってもいいなー、とは思いますがそうなると一柳さんの決意と成長が味気ないものになっちゃうのでまぁ多分このまま復活しねーだろうなー、と。

万が一にも復活するとしたらソシャゲ版でのメモリア(ポルトガル語で記憶という意味)のSSR(だってみんな回すだろ?)とか他の媒体とかひょっとしたら二期とかになっちゃう気がしますねぇ。

尺的にも完全復活したら収まらねぇって、多分。

あとはBOUQUETは他のアサルトリリィの世界線とは相当違いますし、美鈴様の目的を考えれば多分死ななくても話として通じそうなところがあるので、一柳結梨が生還する世界線、っていうのもありなのかもしれませんね。

多分楓さんが一歩早くグランギニョルの計画に気が付いている(楓さんの事なので結梨ちゃんのため、ひいては一柳さんのために一肌位脱ぐでしょう)とか、一柳隊がより早く2人を見つけ出す(結梨ちゃんが出撃したのは状況によるところが大きいと思うので、距離と時間があれば止められる気がします)とか、一柳さんがタイムリープ(いうまでもない)するかとかすればフラグが立つ気がしますよ。

生還フラグ立ったら立ったでゲヘナ辺りと一戦交えることになりそうですが…そうなるとリリィ&HUGE?vsリリィ&人類という状況になっちゃって後半の話がガラッと変わっちゃいそーですね。

3.愉快な神琳さん

©AZONE INTERNATIONAL・acus/アサルトリリィプロジェクト
アサルトリリィBOUQUET 第11話より引用

声はおろか顔、アホ毛までミーさんの物まねをする神琳さん。

この前に楓さんがかくれんぼ禁止の看板がある所から出てきたり(なんでそんな看板があるんだ。出刃亀するやつが多いのか)、それに対してのツッコミがさえる梅様とか色々笑いどころがありましたがここが一番面白かったですねぇ。

ラム乾!だとお姉さまが一柳さんの物まねとかしてましたが、あれもレベル高かったな…

ミリアム・ヒルデガルド・フォン・グロピウスを「ミーさん」にまで圧縮した神琳さんとそれに対しての梅様のツッコミに対して「長いので」の一言で終わらせてるクールさがまたたまりませんね。

梅様もミリアムの事ミリミリって呼んでましたし…すでに原型とどめてねぇなぁ。
梅様は二川さんの事もふーみんと呼ぶみたいですしあだ名付けるの好きなんですかね。

神琳は個人的にとらえどころのない人だな、と思ってましたが…まぁその評価は変わってないんですが…BOUQUETを得た今では随分可愛らしい所がある人なんだな、と思いましたね。
エンディングのインパクトってのも外せませんが。

夢結様もクールな一面以外にも可愛らしいところがある、という事も描写されましたしキャラクターの深堀って意味ではBOUQUETはいい仕事してくれてるなぁ、と思いました。

今まで名前しかなかった人とかに声付いたりもしてますしねぇ。

反面、百合ヶ丘のリリィは恩恵を受けてますが他のガーデンは触れられてもいないのよねぇ、今の所。

一応百合ヶ丘以外にも結構いろんなガーデンあるんですけどね。
むしろ百合ヶ丘じゃないガーデン所属のリリィの方が多かったりするのですが…

ドールから入った人としてはそこら辺がちょいと残念ではありますかねぇ。
最後の最後にチラッとでも出てきたら嬉しいですが…どうだろうねぇ。

ところでこのシーンで梅様が夢結様は最近見かけないけど講義とかには出てる、と言ってますが何の講義に出てるんですかね。

確か夢結様って一柳隊結成時点位ですべての単位を取得してる、と自己申告してましたが…あれか、現代戦術理論とか読んでましたし、指揮官系の講義でも新たに受けてるんですかね。

4.レアスキル・カリスマとラプラス

©AZONE INTERNATIONAL・acus/アサルトリリィプロジェクト
アサルトリリィBOUQUET 第11話より引用

毎度おなじみ生徒会&理事長代行と百由様の会話シーンですが今回は今回で割と衝撃的な事が開かされましたね。

曰く

1.美鈴様は実はカリスマを持っている…と思われる。
2.カリスマには上位レアスキルの存在が予見されており、それは人の記憶を操作する特性を持つ「ラプラス」

夢結様のダインスレイフの契約を即座に書き換えてましたが、あれはカリスマを持つが故だったんですね。

この人以外に所有権変えた人がいなかったのでそういうもんかとも思ってましたが…指輪を介して契約する場合日数がかかる、という描写はありましたしね…

ただ一柳さんが血液使って直で契約してたし、このシーン美鈴様出血多量でしたしそのせいかと思ってました。何よりカリスマってそういうレアスキルだと表示されたことないですし、でわかりませんでしたね。

そもそもカリスマってBOUQUETで言及されたの5話だけですしねぇ。

そこに更にラプラスなんてレアスキルの話も出てきてこりゃー一体何がどうなってるんだ、と思ったのでちょいと考察してみました。

4.1レアスキル「カリスマ」とは

自分の周りにマギエネルギーを帯びてそれを仲間に供給する事で、味方の能力と士気を高揚させるレアスキル。
チーム全体のバランスと、全体攻撃力の向上を促す魔法を高度なレベルで常時発動させる。

舞台アサルトリリィLeagu of Gardens Character Book レアスキル より引用

とりあえずこれがカリスマの概要でしょうか。

超簡単に言っちゃうとマギを精製、仲間に分けることで気分高揚、能力アップ!という全体に影響するバフ技、という感じでしょうか。

また確か舞台で表現されたことだと思いますがカリスマにより周囲のマギを浄化、リリィ達の消耗したマギを補う、的なシーンがあったと思います。

つまり上記のバフ内容に加えてMP回復までついてくると。
確かにぶっ壊れてるレベルで強力ですね、このレアスキル。

BOUQUETでは支援と支配のスキル、と言われていますが支援というのはマギを利用した能力アップ、という事で問題ないとしてここで問題になるのは支配、という部分でしょうか。

どういう形で支配してるんだ、という。
んで、ここにヒントになりそうなのがこのシーンですね。

©AZONE INTERNATIONAL・acus/アサルトリリィプロジェクト
アサルトリリィBOUQUET 第11話より引用

このシーンで美鈴様は

「懐に入るのがうまいね。相手の隙を見逃さないのか、隙を作らせるのか。
この子もカリスマ持ちなら後者かな」

というような事を語っておられます。

これはつまり、相手の認識に干渉できる、という事なんじゃーないかと思うんですよ。

相対する第三者の自分への認識を操作することで好意を持たせることもできるし、自分以外に敵意を向けるように認識を操作することで戦意高揚、好意をより向上、という事もできますし。

また第三者が自分を認識する事を遅らせることで隙を無理やり作る事もできます。
要は目から入ってきた情報を脳が認識するのを一拍遅らせる、みたいな。

今まで一柳さんは割と超人的な行動をしていることが多かったですがそれも大半はこれで説明が付きます。

第3話で楓さんの見立てでは攻撃食らっててもおかしくないところを無傷で潜り抜けたりもしてますが、これは一柳さんの運が良かった、とかではなく強制的に攻撃を外させたんじゃーないかな、と思うんですよね。

これも認識阻害の一環、と考えれば納得は出来ます。

百由様の見立てによると美鈴様はカリスマをHUGEに対して使用した形跡がある、との事ですが恐らくこの認識阻害の力を使ってHUGEを何らかの形で操ってるんじゃーないかな、と思うんですがどうでしょうか。

そもそもカリスマが認識阻害だとしてHUGE操ったりできるの、という疑問があるのですが過去にカリスマ持ちでHUGEを操ったリリィが存在するのでそこまでおかしいこと、という訳ではないです。

ただその現象は彼女の出自に関係する部分が大きいのでは、と思っていたのでカリスマだけで操れるかといわれると自信はないですが…

ここら辺も結局謎のまま終わっちゃったからねぇ、ルドビコ。

ダインスレイフは術式が変更されているらしいですが常時カリスマの効果が発動するようになっているのではないかと。

6話でHUGEが自らのマギによりダメージを負っているような描写がありましたがこれはバフ能力が暴走した結果なのではないか、というようにも考えられます。

その後何回かネストに負荷をかけるであろう作戦を実行していますが、それを可能にしたのもこのバフ能力なんじゃないでしょうか。

要はカリスマは第三者の認識を操る事でそれを支配し、周囲のマギをも利用した魔術的増幅を行う事でレギオン全体の能力を底上げする支援のスキル、という事なんじゃーないかな、と思う訳です。

んで、これを踏まえて上位スキル・ラプラスを考察しますよっと。

4.2レアスキル「ラプラス」とは

作中の発言によるとレアスキル・ラプラスとはカリスマの上位スキルで、人の記憶を操作する能力がある、らしいです。

これに関しては多分出てきたのが初めてなのでこれ位しか情報がないんですよねぇ。
二川さんのツイッター辺りで触れられてる可能性はありますが、ざっと調べても出てこなかったので…

まず名前のラプラスなんですがこれはポケモン!とかガンダムUC!とかではなく、「ラプラスの悪魔」からとられてるんじゃーないかと思います。

ラプラスの悪魔の詳細に関してはウィキペディアとか参照していただくとしてバキッと要約すると

現在の状態を完全完璧に把握してるんなら、完全な未来予知が可能である、という感じでしょうか。
因みに現在では量子力学とかでこの理論は否定されてますよ。

要は因果律の話なんですよね、これ…これがどうしてカリスマの上位スキルにして記憶操作のレアスキルの名前になるのか、と思ったんですが以下のように解釈してみました。

カリスマにより認識を操作することができる→つまり脳に入る情報を操作できる→記憶とは脳にある記録→この記録にある認識、感情といったものを操作し、不必要な認識は消去、必要な認識を付け足す等すれば記憶を操る、という事につながるのではないだろうか→だとするならば、現在はカリスマにより支配され、過去はラプラスによる支配を受けるという事になる→対象の過去と現在をすべて掌握しているのだからラプラスの悪魔的には対象がどのような行動をとり、未来を送るのか、という事も規定しうる

すんげえ端的に言っちゃうと現在と過去を握られてるんだからラプラスを持ってる人は支配下の人間を意のままに操れるんじゃないの、という事なんでないか、と考えてみました。

とりあえずこれなら「支援と支配のスキル・カリスマの上位スキルが因果論に由来を持つラプラスである」という事の説明になると思うんですがどうでしょう!?

仮にこういう解釈だとすると、自分の殻に閉じこもりがちな人ほどカリスマ及びラプラスの影響を強く受ける、という事になりますかね(夢結様とか本当に良い例)。

脳の記憶をいじったところで外部の記録は変わらないので、本来なら齟齬に気づくはずですが外界との接触を断ってしまうとそれを確認するすべがなくなっちゃいますし。

夢結様はあなたもレアスキルで私を操るのか、と言ってますが夢結様の殻にガチッと閉じこもっちゃうところにも問題があるようなごにょごにょ…

そもそも人間の記憶なんて曖昧なもんですからねぇ。

またこのラプラス、という名前ですが更に発想を飛躍させる事で面白いところに行きつくこともできます。

4.3パンドラの箱的解釈

パンドラの箱(パンドーラの箱ともいう)という話をご存じでしょうか。

非常にザクっと説明しちゃうとゼウスから開けてはいけない箱をもらったパンドラという女性が誘惑に負けて箱を開けた結果、世界にありとあらゆる災厄が解き放たれてしまった、という話なんですけども。

この災厄の中で唯一解き放たれなかったのがエルピスというものでしてこれには「予兆」・「希望」といった意味があるんですね。

故にこの話の解釈として

未来予知という知ってしまえば絶望しか生まない(人間は未来を知らないからこそ希望を持てる)いうならば最悪の災厄は解き放たれなかった

というものとか

箱の中には最後に希望が残った

というように考えることができるんではないかと。

これをラプラスと合わせて考えるとラプラスとは未来予知、つまり予兆な訳でエルピスと結びつけることができます。

すなわち、レアスキル・ラプラスを持つものは人類全ての災厄そのものであり最後の希望である!というかっこいい考察もできるんじゃないかなって!!

まぁ4.3はこれいいたかっただけですねw
だってロマンがあるじゃないですか。

そもそもこれ記憶操作とかと全く関係ないですがあえてこの名前を付けてるのには意味があるのかなー、と思ったので考察してみましたよ。

個人的には記憶操作にしろ因果律うんちゃらにしろアカシック・レコード辺りの話の方がしっくりこない?と思ったので多分この名前にも意味があるんじゃないかなー、と思うんですよねぇ。

©AZONE INTERNATIONAL・acus/アサルトリリィプロジェクト
アサルトリリィBOUQUET 第11話より引用

因みに第11話の時点ではCHARMを操れるのは一柳さんのみになってますが、これもカリスマのせいだと思います。

元々マギって識別できるので恐らく一柳さんと夢結様のマギ以外を妨害マギ?みたいなのを出してジャミングしてるんじゃーないかと思いますね。

百由様もマギによる干渉が起こっている、と言ってますし。

5.美鈴様の真意?

今回は全編を通して暗躍している美鈴様ですが、果たして彼女は何者なのか、という所も考えてみようかなー、と。

まず夢結様の見ている美鈴様ですがこれは多分イマジナリーフレンドみたいなもので、純粋に夢結様が見ている幻覚なんじゃーないかと思います。

ラプラスによってなにがしかの影響を与えてるんじゃーないのか、と思うんですがどうもそう考えるとちょっとつじつまあわないんですよねぇ。

©AZONE INTERNATIONAL・acus/アサルトリリィプロジェクト
アサルトリリィBOUQUET 第11話より引用

その論拠になりそうなのがこのシーン。

このシーンでは

美鈴「自分自身を認められない人間はどうなると思う?憎むんだ」

美鈴・夢結『自分と自分以外のもの全てを』

というように発言しています。

これと似たようなことを第6話で夢結様が発言してるんですよね。

そこでは

ルナティックトランサーはレアスキルなんて呼べるものじゃない。
こんなものただの呪いよ。
憎い、何もかも憎くなる。
憎しみに飲み込まれて何もかもを傷つけずにはいられなくなる。
呪われているのよ、私は。

と言ってます。

要はこのシーンでは美鈴様がそう考えている、ように見えますがこれよりも時系列が前の時点で夢結様自身に同じ考えがあるわけです。

過去に似たような話をしていたことがあってその考えをトレースしてる、という可能性もありますが生前の美鈴様と一緒にいる夢結様って物凄く可愛らしい乙女ですし(失礼ながら今からは想像がつかない)こういう事考えてない気がするんですよねぇ。

また今までの発言も見返してみると会話している、というよりかは確認している、というようなものが多く、夢結様の独白として処理しても大体話通じるんですよね。

また夢結様が知らない事は美鈴様の口からは一切出ていない(多分)のでその点からもこれは幻影なんじゃーないかなーと。

また生前の乙女モード全開の夢結様を見ていると仮に幽霊とかだとしても美鈴様と会えたら喜ぶ気がするんですよ。

でも今は超仏頂面。

これって自分でも自覚があって、これが幻覚であり自分のやってる事は一人遊びである、というある種の嫌悪があるからじゃないでしょうか。

つまり美鈴様の幻影と今回の件は無関係ではないかと。

ですがHUGEの行動には美鈴様が関わってます。
それはどういうことか?

©AZONE INTERNATIONAL・acus/アサルトリリィプロジェクト
アサルトリリィBOUQUET 第11話より引用

このシーンの前後によると百由様曰く、最近のHUGEの行動パターンは変化しており、そのスイッチになったのがダインスレイフの回収であろう、と。

恐らく2年前に美鈴様が仕込んだものが何かのタイミングで発動したせいではないか、と。

つまり今回の件は2年前の美鈴様が起こしたものであって、現在の幻影とは関係ないのでは、と思うんですよね。

では2年前の美鈴様が望んだ事とは何だったんでしょうか?

©AZONE INTERNATIONAL・acus/アサルトリリィプロジェクト
アサルトリリィBOUQUET 第11話より引用

このシーンで美鈴様はHUGEとリリィはマギを力に変えて戦うところは同じ、リリィは人がHUGE化した姿だともいわれているが、一体何が違うのか、という事に対して言及しています。

で、これの答えは6話で美鈴様本人が言ってます。

曰く

HUGEからもたらされたマギの知識。それがHUGEに対抗する力を人に与えた。リリィも人がHUGE化した姿といわれている。リリィだけがマギに操られることなく人の心を保つという。それだけがリリィとHUGEを決定的に分けるといわれている。

夢結、自分を思い出して。

つまり11話のシーンって時系列順に並べると6話の回想?が入る前の事で、美鈴様は亡くなる頃にはHUGEとリリィは別のものである、という答えが出てたと思うんですよね。

むしろHUGEとリリィの区別がついてないのは夢結様の方だろう、と。

ここから先はもう完全に妄想なんですが、恐らく美鈴様自身は夢結様をかばって死んだことをさして気にしてない気がするんです。

むしろ最大の心残りはルナティックトランサーというレアスキルを持つ自分のシルトの事だったんではないかと。

彼女はHUGEではなくリリィだ、しかし自分にはもうそれを教え、守り、導くことは出来ない。
ならば次の誰かに、彼女を受け止めてくれる誰かに彼女を託そう。
だがそれだけでは不安だな…

3話で美鈴様は夢結様のダインスレイフを「預かって」いますし、返却するべき時が来た、という事なんじゃないでしょうか。

多分ダインスレイフに仕込まれている術式とはルナティックトランサーの制御術式であり、それを完成させるためにHUGE側にダインスレイフを渡し、カリスマの力を発動させたんじゃないですかねぇ。

6話の発言を見るにマギの事ならHUGEの方に一日の長がある、と考えていたみたいですし。

つまり美鈴様のやりたいことっていうのは6話の時点でダインスレイフを返却させるためにHUGEに百合ヶ丘を襲わせ、今後行われるだろう12話の戦いで夢結はHUGEじゃなくてリリィなんだ、もうそのレアスキルに惑わされることはないんだ、という事を教えたいんじゃーないかと。

更に君は僕がいなくてももう戦える、一人ではない、という事も教えられればモアベター、っていう所なんじゃないかなーと。

6話でHUGEが夢結様にルナティックトランサーを発動させたがっているように見えましたがこれは今の夢結様に信頼できる相手がいるのかどうかを確認するためだった、と思えば筋は通る気がします。

あの状況で一柳さんも夢結様も殺されてないの変だなー、と思ってましたしね、私。

その過程で他の人達にもう大迷惑がかかっちゃってますが根本的に美鈴様って夢結様以外割とどうでもいいと思ってるところがあるのでそこら辺は気にしてないんじゃないか、って気がしますね。

ダインスレイフをその手に、ルナティックトランサーを制御して、新しい仲間達と共に、HUGEと化した自分を倒して、過去と、自分の思い出を乗り越えてほしいんじゃーないかなー、と。

夢結様の見ている美鈴様の幻影で分かりづらくなってますが、BOUQUETって夢結様の前後のシュッツエンゲルからの思いの話、という風に解釈できるのかなぁ、と…

ダインスレイフは夢結様とその隣にいる人達とをつなぐバトンなわけですよ。

5.1だがこの考察には致命的な欠陥がある!(瑕疵)

レアスキル・ラプラスがなくても話が成立しちゃうんですよね、これだと。

このタイミングでぶっこんで来た話ですし、何かかかわってんだろう、という気がするんですがもう見事になくても成立する。

また今回、夢結様がCHARMが起動していない状態でレアスキルを使ってましたがこれ逆に言っちゃうとCHARMがあってもリリィ本人がいなけりゃレアスキル発動しない、って事になると思うんですがどこかにいるんでしょうか、美鈴様。

なので多分こういう話じゃないだろうなー、と思ってはいるんですがこういう話にもなるよね、と思ったので考察してみました。

もう真意は12話見るしかわかんねーですよ。

6.HUGE、宇宙へ

何話かの考察で多分HUGEは宇宙に行けるんじゃないか?と書きましたが本当に行きましたね、宇宙。

一度大気圏もぶち抜けて地球を一周してからまた戻ってくる、という事をやってましたがこれどうしてなんでしょうねぇ。

単純にガーデンぶっ壊すだけならそのまま落ちてきた方が早い(バンカーバスターどころか神の杖もびっくりの大質量弾ですし、あっさり壊滅すると思います)と思いますし、そのあとであらたなHUGEの生産とかもやってましたが一周する分のマギ無駄ですしねぇ。

ものがただのHUGE本体なので迎撃されづらいってのはあるかもしれませんがマギの反応をもとにミサイルとか撃ち込まれたら余計に消耗するんじゃねーかなー、とか。

©AZONE INTERNATIONAL・acus/アサルトリリィプロジェクト
アサルトリリィBOUQUET 第11話より引用

ただまぁ一番の問題はこれかな、って気がするんですけどね。

見た感じ氷の世界からHUGEが飛び立つところのようですが…

まさかとは思うが理事長代行、あんたHUGEの発生にかかわってるんじゃないだろうな。

HUGEはどこから来たのか何が目的なのかも不明との事でしたが…このシーンは一体何を表してるんですかね。

因みにこの場所ですが、恐らく南極だと思います。

その根拠は

1.生物の起源は隕石である、という説があるが南極は地球で最も隕石が墜落するポイントだから。

2.仮にBOUQUETの舞台を2020年付近だとすれば50年前辺りから日本は南極観測を行っており、理事長代行がそこに同行した可能性があるから。

3.火星では南極からアミノ酸が噴出しているという現象から生命の起源としての象徴と取る事もできるから。

4.都市伝説ニンゲンとかいるしよくわからん生物の発祥の地としてはベストじゃねぇ?

といったところでしょうかね。

7.どう出る、一柳隊

©AZONE INTERNATIONAL・acus/アサルトリリィプロジェクト
アサルトリリィBOUQUET 第11話より引用

CHARMは起動できず、それ故にマギによる身体強化も行えず、という状態の一柳隊ですが反旗を翻す決意を固めております。

やっぱここでおわっちゃーヒーローじゃないよな!とは思いますが、実際問題どうやって戦うのか、というところは興味深いですね。

考えられる手法としてパッと思いついたのは

1.全員のレアスキルフル活用作戦

10話でレアスキルの複製・合成に関して触れられていたのでこれを使う、というのがもっともありそうかなー、という気がします。

例えば要はマギによりジャミングを受けていて戦えないんだから、楓さんのレジスタ、神琳のテスタメントでマギを強化してジャミング以上の出力を達成、無理やりレアスキル発動状態までもっていく。

その上で二川さんの鷹の目、安藤さんのファンタズム、雨嘉の天の秤目で必中状態を作り出し、梅様の縮地使って攻撃回避しつつギリギリまで接近してミリアムのフェイズトランセンデンスで全力砲撃。

とかが考えられるかなー、と。

2.ノインヴェルト戦術発動作戦

ラノベとかの描写によると、ノインヴェルト戦術って巨大な魔力障壁を張れるので一柳さんor夢結様を起点にして発動させて、障壁でHUGE側のマギの影響をなくす、という作戦もありかなぁ、と思います。

やっぱり最後はノインヴェルト戦術で決めてほしいところですしねぇ。

3.超々遠距離射撃作戦

描写を見てるとマギの妨害を受ける範囲は黒い結界の中だけだと思うので、なんとかかんとかして影響の範囲から脱出、8話で雨嘉が得たCHARMフルカスタム権を行使してハイパーロングライフル化、みんなのレアスキル等も利用して超々遠距離射撃で敵を撃つ、という案とかどうでしょう。

8話のあの伏線回収したらすげぇと思いますし。

ただこれだと雨嘉大活躍するけど他の人がただのオプション要因になっちゃうんだよな…

これらを合わせてかつ美鈴様が何がしたいのか、という所を端折って最終決戦を予想するなら

A案.

なんとかかんとかHUGEを撃破、そしてBパート辺りで明かされる美鈴様の真意。エンディング辺りで後日談的な感じの話を挟んで大団円…

と思いきや現れる黒い影。
戦いはまだまだ続く…

B案.

実は美鈴様の真意は夢結様的にも受け入れられるものではなく、完全に決別。
一柳さん達と共に生きる事を決意し、なんとかかんとかHUGEを撃破。

やっと終わった…

といったところでやっぱり現れる怪しい黒い影。

今までの他のメディアでの展開とか見てるとBOUQUET単体では話としてまとまる気がしますが、謎は謎として残りそうな気がするんですよねぇ、アサルトリリィ。

ついでにいうとまぁ何かソシャゲなりなんなりにつながる要素入れてくるだろうなー、と思ってますよ。

C案.

「こんなこともあろうかと!」

百由様の誘導により百合ヶ丘に隠された地下格納庫にたどり着いた面々、そこには巨大ロボが鎮座していた!

その名も素敵、ブラックマックスビクトリリロボ!

巨大な一柳さん顔のロボットを精神力でなんとかかんとか動かして一撃必殺、大団円!!

…まぁこれ本当にやったら怒りますね、私w
ネタとしては面白いですけど。

とーりあえずこんな所でしょうかねぇ。

まさかの11話にして色々と気になる所が増えてますが、雰囲気的にはたたみに来てるってのが分かりますし深追いしなければなんとか盛り上がって終わりそうな感じするんですよね、アサルトリリィBOUQUET。

今まで予想を裏切られて続けてますし、最期も期待してますよ。

…4話辺りで触れられてたリリィとHUGEの相関関係とかも気にしてはいるんですが…触れてくるのかなぁ。
今の所相関関係っていう話ではないよーな…

因みに今回TBSとアマゾンプライムでの放送がいつもよりも20分早くなる(12月24日の25:08分から)との事ですので忘れないようにしましょう。

これで最終回見逃したらがっかり感パネェですからね…

7.1ところで(福袋)

アゾネットにて12月26日0:00から福袋の予約が開始されます。

今回のアニメをきっかけにアサルトリリィのドールをお迎えした、という人もいらっしゃると思うんですがこの福袋は買っておいて損はないと思いますよ。

1/12福袋であればリリィにもちゃんと使えるの入ってると思いますし…

入ってるのが確定してるセーラービキニsetとかもちゃんと着れますしね。
(画像は色違いのやつ。ヘブン状態なのはなんとなく)

過去の福袋はこのブログでほぼほぼ取り上げてますのでご参考にでもなれば。
(2020年2019年2018年2017年2016年)

基本的にお買い得なんでおススメなんですが、ネットだと競争率高いらしいんですよねぇ。
今年は予約販売という事なのでちょっと違いますし、実店舗の分も回ってるとは思いますが…俺買えるのかなぁ。

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