FDM方式の3Dプリンターで1/12の小物を作ってみた

3Dプリンター

試しに作ってみましたが、案外使えるという印象。

というわけで今回はFDM方式の3Dプリンターで小物作ってみたのでそれのまとめですよ。

1/12位のフィギュアとか装備品とか作るなら光造形でいいと思いますが、背景小物とか作るのには結構使えると思います。

昔使ったことありますが、えらい進化しててビックリよ。

色々欠点もあるにはあるけども。

準備

ドカンと到着、プリンター。

思った以上にでかくてビビりましたよ。

Anycubic Kobra S1 Combo 3Dプリンター、多色造形3Dプリンター、高速600mm/s、コアXY安定構造 印刷 48dB、フィラメント乾燥機能、Anycubic APP、日本語UI、操作簡単初心者向け、造形サイズ:250250250mm³

使ったプリンターはこちら、AnycubicのKobra S1 Combo。

1.フィラメント乾燥機能付き

2.密閉型故に使えるフィラメントの種類が多い

3.多色造型タイプの中では購入当時一番安かった(7万弱)

といった理由からこれにしましたよ。

実際に使ってみましたが、オートレベリング機能はあるし、ワンタッチで使うフィラメント変えられるしでかなり使いやすかったです。

反面、設置の際の説明は簡素、手順書とかは一切なし、エラーも簡素過ぎる上に日本語翻訳が怪しいからどうすればいいのか良く分からない、とあまり初心者向きでもないな、とも思いましたが。

出力したデータ

前提として「恐らく積層痕が目立つだろう」から、「あまりアップで撮らない、背景とか背景小物ならつかえるんじゃねーの」というのがありましたので、ザクッとデータ作ってみました。

1/12 部屋セット

部屋そのもの、机、棚、椅子のセットです。

上記リンクで配布してるので、気になる方はどうぞ。

出力したらこうなった

セットで出すとこんな感じ。

1/12 木の部屋。

特に整形とかやらずにサフ吹いて塗ってみました。

塗装はサクッと適当です。

大きさ的にはこんな感じ。

出力するのに9時間弱、フィラメント1/3使いましたよ。

結構時間かかってますが、光造形で出すよりも早いし安いので、一応コスパは良い。

試しにアップで撮影。

デフォルト設定、0.4mmノズルで作りましたが、思ったほど積層痕は出なかったものの、

アップにすると目立ちますかね。

これは木、という事で積層痕が繊維っぽく見える、といえばそう。

床の模様っぽく見えるのは積層痕ですよ。

これはこれでいいかな、と思ったのでそのままにしてあります。

積層痕は色によって割と目立つ目立たないあるみたいですね。

棚。

横から。

分割線がある方はこのよーにばらせます。

中段つなげて拡張とかできるようにしてみましたよ。

一体型の方はこんな感じで積層痕の処理をやってみました。

黒い瞬着使って埋める、という方法ですが案外消えてると思います…処理が甘くて凸凹してる所もありますが。

今回フィラメントは純正のPLA+ってやつを使ったんですが、硬さが瞬着と似ていて、加工しやすかったのは良かったです。

昔の経験だとPLAって無茶苦茶硬い、というイメージがあったので、サクサクやすりで削れてビックリよ。

余談ですが、昔はFDMの積層痕消すのって薬品で溶かす、っていうのが主流だったと思うんですが、いつのまにやら模型みたいにパテとかで埋める、という感じに変化してました。

大きさ的にはこんな感じ。

ピコSと並べてちょうどいいくらい、を目指してみましたよ。

光造形の方でも出してみた。

ちょっと棚の長さが違うのが光造形の方です。

やっぱり表面の綺麗さはこっちの方が上ですね。

ただ時間とコストは圧倒的にかかる上に、反りやすい、という欠点があるので個人的な感覚としては、背景小物作るならFDMの方がいいかなぁ、と思いますかねぇ。

机。

手前がFDM、奥が光造形です。

机の面を地面ベタ付けで出したので、結構綺麗。

脚の部分は流石に痕が目立ちますかね。

FDM製の方は、塗装の過程で何故か反りました。

恐らく乾燥ブースに突っ込んでたのが原因だと思うんですが。

こういうことは光造形だと起きないので、注意が必要だな、と思いましたね。

椅子。

左手側の方がFDM、右手側が光造形。

サポートいれるの忘れて座席の下がひどいことに。

またFDM製の方も結構痕がめだっております。

結構目立ってたので、ここだけ瞬着でちょっと埋めました。

出す方向によってもだいぶ変わるんですね、FDM。

座らせてみた。

机とセットで。

多分ちょうどいい感じになる、と思います。

単体アップで。

白だとやっぱ積層痕目立ちますなぁ。

ただ小物として使ってる分にはそこまで目立たんかな、という気もするんですが。

実際に使ってみるとこんな感じ。

色で割と目立つ目立たない変わるんですかね。

まとめると

利点

・トータルコストが光造形と比べて安く済むことが多い。

エントリーモデルはさほど変わりませんが、でかいの出そうとするとFDMの方が初期投資は安く済みます。

いくつか出してみましたが、出力終わるまでの時間もFDMの方が基本早いですね。

ただ点で印刷するFDMと面で印刷する光造形という違いがあるので、面積広くなると逆に時間かかる、かも。

ついでにいうとフィラメントの方がレジンより安いです。

イニシャルもランニングもコスト的にはFDMの方が有利。

・使いやすさはFDMの方が多分上。

両方とも最初のレベリングはオート化してますが、FDMは

データ流して出力して終わったらベースから剥がす、

でほぼ完結するのに対して光造形は

データ流して出力して終わったらベースから剥がして洗って二次硬化、

とちょっとだけ手順が増えます。

また健康面という意味でも多分FDMの方が良い。

欠点

・積層痕がやはり目立つ

昔に比べるとかなり良くなってると思いますが、やっぱ目立ちますねぇ、積層痕。

フィラメントにもよりますが、消す方法もあるにはありますが…全体的に出来るのでガチでやるとかなりめんどい。

表面の綺麗さでいったら光造形の方が圧倒的ですし、表面処理もまぁ楽ですからねぇ。

・造型に制限がかかる

ベース直付けで出すのが普通みたいなので、どこがしかに平面作らないといけない、という制限があります。

サポートつけることもできますが、かなり汚くなるのであんまり現実的ではないんでないかなぁ、と思ってますよ。

個人的には1/12で何某か作りたいという事であれば、光造形選んでおいた方が無難かな、とは思いました。

背景小物とかにしか使わないんだ、という事であればFDM、みたいな感じですかねぇ。

というわけでFDM方式の3Dプリンターで1/12の小物を作ってみた感想でした。

思ったよりも使えるな、というのがビックリですね。

色々と制限がかかるのも事実ですが…でかいものとか背景小物とか気軽に作れるようになったのは嬉しいですね。

ただFDM特有の事象とかも結構あるので、そこら辺も学びながらになるかなぁ、とは思いますけども。

レジンで出すにはちょっとなぁ、と思ってたものとか結構ありますし。

最近割とゲーム熱が高いので、ゆっくりにはなると思いますが色々作れたらなぁ、的な。

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